スマブラやマリオカート開発のバンダイナムコの開発部署。既に何らかの新作も開発中

　バンダイナムコと任天堂について、1つ話題が出ています。

　話題は、スマブラやマリオカート開発のバンダイナムコの開発部署の紹介が行われているというものです。

スマブラやマリカー開発のバンナム

　任天堂のゲームは、基本的には任天堂の社内で作られています。

　しかし、昔から外注作品も多く、例えば「マリオパーティ」シリーズは、昔は「ハドソン」が開発を担当しており、現在は当時ハドソンと協力して作っていた「シーエイプロダクション」という企業が開発を担当しています。

　今回、任天堂の「スマブラ スペシャル」の全般や、「マリオカート8」（マリオカート8 デラックス）のコース、キャラ、マシンなどの主要部分の開発を担当した企業の紹介ページが少し前に公開されていると海外で話題になっています。

　それは、バンダイナムコの「第2スタジオ / Sスタジオ」と呼ばれている部署の紹介ページです。

　「第2スタジオ / Sスタジオ」は、前述のように、スマブラやマリオカートを開発したバンダイナムコの部署であり、他には、ニンテンドースイッチ「ARMS」やニンテンドー3DS「マリオスポーツ スーパースターズ」にも大きく関わっていることが明らかにされています。

　このため、簡単に言えばバンダイナムコの「第2スタジオ / Sスタジオ」は「任天堂の下請け部署」ということになります。

　しかし、公式的な案内では、「受託開発案件に特化したスタジオ」と紹介されているので、必ずしも任天堂の下請け専門というわけではないようです。

　一方、ゲーム会社が「下請け」を使うのは、自分たちの社内で作るよりも安く作れる場合がほとんどです。

　よって、高給社員ばかりのバンダイナムコを下請けに使えるのは、超高給社員ばかりの任天堂ぐらいだけなので、実質「第2スタジオ / Sスタジオ」に開発の依頼が出来るのは、任天堂か勢いのある中国企業ぐらいだけかもしれません。

既に何らかの新作も開発中

　バンダイナムコの「第2スタジオ / Sスタジオ」については、「スマブラ スペシャル」も「マリオカート8 デラックス」も既に主要な開発は終わっているので、今更、開発部署の紹介ページを公開する必要はないとも言えそうです。

　ただ、今回、開発部署の紹介ページを公開したということは、現在も「受託開発案件」が進行中であると考えられます。

　実際、今回公開された紹介ページでは、求人募集も行われており、様々な職種の募集が行われています。

　これらの求人では、具体的にどのような作品の開発に関わるのかという情報は公開されていません。

　しかし、「サイドビューアクションゲームにおける、ステージ仕様、レベルデザインなどの構築」というような具体的な説明もあるので、現在、最低でも1作品、「サイドビューアクションゲーム」を開発していると考えることが出来ます。

　ちなみに、そのような公式の説明はないのですが、「第2スタジオ / Sスタジオ」については、「第2スタジオ」はマリオカート新作やその他の任天堂のアクションゲーム新作の開発、「Sスタジオ」は「S＝スマブラ」だとして、スマブラ新作の開発を行っているとも推測されています。

　そして、「第2スタジオ / Sスタジオ」としての求人ではなく、「Sスタジオ」に限定した求人がいくつも出ているので、「スマブラ スペシャル」の次の新作の開発は既に始まっているのではないかという予想も出ています。

　なお、この「第2スタジオ / Sスタジオ」の紹介ページのトップには、「参戦を待っています」というスマブラを意識したような書き方も存在します。

　バンダイナムコ 第2スタジオ / Sスタジオ