任天堂のスーパーマリオの話題を1つご紹介しておきます。
話題は、50周年まで元気でいたいと宮本茂氏がコメントしているというものです。
スーパーマリオ、50周年まで元気で
スーパーマリオは、1985年9月13日にファミコンで「スーパーマリオブラザーズ」というソフトが発売されたときからスタートしたシリーズです。
そして、2025年9月13日に誕生から40周年を迎えています。
今回、スーパーマリオ40周年を記念した宮本茂氏のインタビューが、雑誌「Casa BRUTUS 2025年 12月号」に少し掲載されています。
この中で、宮本茂氏は今後の目標的なものとして「スーパーマリオ50周年まで元気でいたい」ということを明らかにしています。
宮本茂氏は現在72歳であり、任天堂の従業員としての定年は過ぎていますが、従業員ではなく役員としての立場で今でも現役で任天堂で働いています。
そして、役員には通常は定年などはないので、宮本茂氏は10年後の82歳になってもまだまだ任天堂でモノづくりに関わっていたいということがコメントされた形になっています。
今でもゲームをチェック
宮本茂氏は任天堂のゲーム開発において、かなり前からディレクターなどの主要な開発業務は行っていません。
ただ、ディレクター業などは後輩たちを育てたので卒業気味であるものの、今でもゲームをチェックするようにしていることが明らかにされています。
ゲームのチェックは、最初の30分ぐらいのプレイと、インターフェイスの操作性をプレイしながら「完璧に」チェックしているとのことです。
このチェックで「マリオらしくなっているか」などを判断して担当の開発者に伝えているそうです。
一方、この「マリオらしさ」というのは宮本茂氏も端的に言うのは難しいようで、「その話は(後輩たちと)ずっとしている(けど答えはまだ出ていない)」ということをコメントしています。
ただ、一目見て分かるかどうか、ユニークかどうかなどはマリオらしさ「かな」と思っているとのことです。
よって、宮本茂氏がディレクターではなくなった後のスーパーマリオシリーズが「マリオらしさ」を保てているとも言えるのは、宮本茂氏の中にある「マリオらしさ」のチェックが今でも行われている部分も大きいのかもしれません。
宮本茂氏のゲームのチェックは、任天堂の「スーパーマリオ」シリーズだけではなく「ゼルダの伝説」シリーズなどでも行われており、例えば、ブレワイで木登りばかりしていたエピソードなども過去に明らかになっています。
そして、この中では実際には30分だけのチェックではないこともコメントされています。
また、各ゲームの試作段階から「宮本チェック」が入るので、一度30分ぐらい遊んで終わりというわけでもないようです。
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