ニンテンドースイッチ「スーパーマリオ オデッセイ」について、ファミ通が任天堂の小泉氏にインタビューしています。
これによると、今作の開発テーマは、「心に刺さるゲームにしよう」というものだったそうです。
スーパーマリオ オデッセイの開発テーマ
ビデオゲームの開発については、面白いものにしよう、売れるものにしようというテーマは、大体どの作品にも設定されていると思われます。
「スーパーマリオ オデッセイ」でも当然そういったテーマはあったと思われますが、こういったテーマとは別に、今作用に設定されていたテーマがあったそうです。
そのテーマは、「心に刺さるゲームにしよう」というものであったことが、任天堂の小泉氏によって明らかにされています。
「心に刺さる」というのは、日常では色々な意味に使われるので、「スーパーマリオ オデッセイ」で具体的にどのように解釈されていたのかは後述しますが、「とにかくいままでと同じではダメなんだ」ということを念頭に置いて開発が行われていたことがコメントされています。
ちなみに、最近の任天堂のゲームにおいて、個別の開発テーマが一般向けに発表されていたものとしては、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の「アタリマエを見直す」というテーマがあります。
任天堂の小泉氏によれば、「スーパーマリオ オデッセイ」の「心に刺さるゲームにしよう」というテーマも、「ゼルダの伝説」の「アタリマエを見直す」と似た部分があるそうで、どちらも「とにかくいままでと同じではダメなんだ」という気持ちで開発が行われていたとのことです。
よって、このような気持ちが、どちらの開発スタッフにも存在していたので、どちらのゲームも同じように非常に高い評価を受ける作品になったようです。
心に刺さるゲームとは…
ニンテンドースイッチ「スーパーマリオ オデッセイ」は、このように、「心に刺さるゲームにしよう」ということが開発テーマですが、それが実際、どのように形にされたのかという部分も少しコメントされています。
まず、任天堂が考える、心に刺さるゲーム商品というのは、5年後10年後にも、あのシーンを思い出す、あの手応えが忘れられないというようなものであることが明らかにされています。
そして、この考えを元に、心に刺さると自信のあるアイデアを開発スタッフが出し合って、試作品を作り、実装していくというような形で今作の開発がスタートしたそうです。
このため、「スーパーマリオ オデッセイ」は、「キャプチャー」ありきで開発が始まったものではなく、「ティラノザウルスになる」といったような、心に刺さると提案されたいくつものアイデアを上手くまとめるための手段として、結果的に「キャプチャー」という仕様が生み出されたということになっています。
また、「いつものマリオの世界とは異なるテイスト」や、「リアルな人がいる世界」などの、別の「心に刺さるアイデア」をまとめる手段として、「マリオが様々な国に行く」という設定が出来上がったそうです。
よって、「スーパーマリオ オデッセイ」の特徴である、「キャプチャー」も、「特色ある国の移動」も、心に刺さるゲームとはどういったものなのかという、今作の開発テーマをじっくり考えた結果、生み出された仕様になっているということです。
さらに、マリオが国をまたいで「長い冒険の旅」=「Odyssey(オデッセイ)」を行うゲームなので、今作は「スーパーマリオ オデッセイ」というタイトルになっています。
その他、マリオシリーズ初のボーカル曲は、「心」の派生の「耳」に刺さる要素として、今作に入れることを決定したことも明らかにされています。
なお、今作の開発は、WiiU「スーパーマリオ 3Dワールド」の開発が終了した2013年ぐらいから開始し、企画が固まった2014年末ぐらいから本格的な開発をスタートさせたこともコメントされています。
このため、今作の開発期間としては、3~4年ぐらいということになっています。
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コメント
2013年ということはブレワイと殆ど同じ時期に開発スタートしていたんですね
途中までWii Uで開発していた筈ですしもうスケジュール次第ではマルチになっていた可能性もあるのですね
今日のスッキリでアナウンサーが前にニンテンドースイッチはスマホと繋げて遊べるというのは間違いでしたと謝罪してました
マリオ64のウツボ、サンシャインのデカいマンタやら心に刺さってるわあ
ブレワイにも同じこと言えるけどここまでの大作が来ると次回作がどうなるのかの不安と期待がすごいな
3Dマリオはあんまり出ないし、マリオラビッツの次回作は2D系だろうね。ゼルダはブレワイの各要素採用したリンクの冒険のリメイクとか面白そうかも。