任天堂の「ゲーム&ウオッチ」について、1つ話題が出ています。
話題は、プレイ方法が特殊な「TETRIS JR.」と呼ばれるテトリスのゲーム&ウオッチ版が発見されたというものです。
テトリス、ゲーム&ウオッチ版
「ゲーム&ウオッチ」は、任天堂の小さな携帯ゲーム機です。
この携帯ゲーム機は、ニンテンドー3DSなどのようにソフトを入れ替えることは出来ず、1ハードに1つのゲームが入っているという仕様になっています。
「ゲーム&ウオッチ」は、「メイド イン ワリオ」や「スマブラ」など、任天堂のいくつかのゲームソフトで取り上げられることがあります。
このため、かなり古いゲーム機ではあるものの、その存在を知っているという人は多いと思われます。
また、2020年11月には「スーパーマリオ」、2021年11月には「ゼルダの伝説」をテーマにした「新作」も発売されています。
今回、旧型の「ゲーム&ウオッチ」がまだ現役ハードだった時代に開発されたものの、発売されなかった幻の作品が発見されています。
それは、「テトリス」です。
このテトリスは、誰もが知るあのテトリスのゲームが遊べるというものです。
しかし、「ゲーム&ウオッチ」のテトリスは、プレイ方法が特殊な「TETRIS JR.」と呼ばれるようなものになっています。
プレイ方法が特殊
「ゲーム&ウオッチ」のテトリスは、以前からその存在が噂されていました。
しかし、噂は存在したものの、旧型の「ゲーム&ウオッチ」の時代はネットがないとも言える時代でもあったので、その詳しい情報はほぼ不明の状態が続いていました。
今回、詳しい情報がなかった「ゲーム&ウオッチ」のテトリスの試作品が入手されています。
刮目せよ
— (@vectrex0904) April 29, 2023
ゲームウォッチの幻の「テトリス」降臨
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任天堂ゲームウォッチ
— プラウドロー (@vectrex0904) April 29, 2023
幻の「テトリス」試作品のプレイ動画#電子ゲーム愛好会 pic.twitter.com/2UEK4rGIl5
そして、この試作品のプレイ動画が公開されています。
これを見ると、この「ゲーム&ウオッチ」のテトリスは、プレイ方法が特殊なものになっていることがすぐに分かると思います。
それは、テトリスと言えば、長方形の枠の中にブロック(テトリミノ)を並べるゲームですが、今作は、凸のような枠の中で遊ぶ形になっているからです。
さらに、下画面の部分は左右に動かせるという、これまで見たことがないようなルールが採用されています。
任天堂のTETRIS JR.
「ゲーム&ウオッチ」のテトリスは、以前に噂されていたときは、上のような画面であるとされていました。
ただ、これはどうやら正しくない情報だったようです。
「ゲーム&ウオッチ」のテトリスについては、前述の通り、噂自体はあったようですが、これまで実機の画像などがなく、その存在自体を疑問視する声もありました。
ただ、今回の発見にあわせて検索してみると、唯一と言っていいぐらいの詳しい情報として、上のようなページが存在していました。
このページは、「フィールドは逆T字型をしていて、落ちてくるブロックを回転するだけの幅しかありません」、「ブロックが着地するところは、十字ボタンの左右でスクロールします」、「ピエロのキャラを出しています」など、今回発見された試作品の情報と完全に一致する内容ばかりが書かれています。
このため、噂のテトリスの本物を知っていた人がかなり前に書いていたようです。
そして、この方によれば、「ゲーム&ウオッチ」のテトリスは「TETRIS JR.」という名称で発売が検討されていたことが分かります。
また、テトリスは昔、セガやBPSなどと権利関係でトラブルになっていたことがあり、この「TETRIS JR.」の発売は見送られることになったようです。
なお、「TETRIS JR.」というと、任天堂とは関係のない上のようなキーチェーン型のミニゲーム機を連想する人の方が多いと思われます。
しかし、実際には、これよりも先に任天堂が「TETRIS JR.」という名称のゲームを考えていたということになります。
ちなみに、キーチェーン型の「TETRIS JR.」のルールは普通のテトリスとほぼ同じものでした。
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