ヨッシーが舌を出す理由は、マリオが頭を叩いていたからだと明かされる

　ヨッシーが舌を出す理由が、任天堂の公式サイトで明らかにされています。

　これによると、ヨッシーは、マリオが頭を叩くことで舌を出すという設定になっていたそうです。

ヨッシーが舌を出す理由

　ヨッシーが舌を出す理由は、「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」のインタビュー記事の中で明らかにされています。

　「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」には、「スーパーマリオワールド」や「スーパーマリオ ヨッシーアイランド」という作品が収録されています。

　「スーパーマリオワールド」は、ヨッシーがデビューした作品です。

　「スーパーマリオ ヨッシーアイランド」は、「ワールド」でデビューしたヨッシーが、主人公に出世した作品になっています。

　このため、どちらもヨッシーを語る上で欠かせないゲームになっています。

　今ではおなじみのヨッシー作品ですが、生み出されたのはこの2作品とも言え、今回、その誕生秘話が明らかにされています。

　まず、ヨッシーが誕生したのは、任天堂の宮本茂氏が、「マリオを馬に乗せたい」という想いを持っていたことから始まるそうです。

　ただ、「スーパーマリオワールド」は、「恐竜」をテーマにした作品だったので、そのまま馬ではなく、爬虫類系の「何か」にマリオを乗せることが検討され、オオトカゲやワニのようなデザインを経て、今のヨッシーデザインに辿り着いたことが明らかにされています。

　そして、ヨッシーと言えば、舌を出すアクションでおなじみですが、「スーパーマリオワールド」では、ヨッシーが舌を出すとき、マリオの手も動くようになっています。

　これは、マリオが前に指をさして、「行け」というアクションを行っているように見えますが、実際には違うことが、今回、明らかにされています。

　このアクションは、元々、マリオがヨッシーの頭を叩くことで、ヨッシーはびっくりして舌を出すという設定を表現したものになっているそうです。

　よって、マリオのこの手を突き出すアクションは、指をさしているのではなく、ヨッシーの頭を叩いている様子を表しているということです。

　しかも、ヨッシーが舌を出した時の「ポコン」という音は、マリオがヨッシーの頭を叩く効果音であることもコメントされています。

　なお、現在は、「ヨッシーがかわいそう」という意見も出そうなので、グラフィックなどは同じですが、マリオが「行け」と言っている設定に変えたことも述べられています。

　ちなみに、元々、なぜこのようなかわいそうな設定になっていたのかは説明されていませんが、前述のように、ヨッシーはマリオにとっての「馬」をイメージした生き物だったので、馬を叩いて指示を出したり、走らせることから来るものだったのかもしれません。

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