WiiUとニンテンドースイッチで発売中の「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」について、海外で少し話題になっているので概要をご紹介しておきます。
今回は、ダウンロードコンテンツ第3弾が出るのではないかというものですが・・・
ゼルダBOTW、ダウンロードコンテンツは…
「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」のダウンロードコンテンツ第3弾が出るのではないかと海外で少し話題になっている原因は、任天堂の古川社長のコメントにあります。
任天堂の古川社長は、先日の任天堂の決算説明会で、以下のようにコメントしています。
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や『マリオカート8 デラックス』、『スーパーマリオ オデッセイ』といったタイトルは、いわゆる「ハードウェアドライバー」といいますが、新たにハードをご購入される方が一緒にお買い求めになっているケースが非常に多いと思います。
前期以前に発売されたタイトルであっても、ハードの販売を牽引できると考えています。
重要なのは、「ソフトがいかに面白いか」、「その面白さをお客様にどうご理解いただくか」ということです。
今後も追加コンテンツを組み合わせるなどして、継続的にこのようなタイトルをアピールし、ハードと一緒にこれらのタイトルを長く販売していきたいと思います。
私たちはソフトの価値を非常に大切にしていますので、定番タイトルに関しては、価格を下げることなく、できるだけ長く今の価値で販売し続けたいと考えています。
今回のコメントは、旧作ソフトが好調な要因を任天堂はどう分析しているのかという質問と、そういったソフトの価格を下げる戦略はあるのかという質問に対する回答です。
そして、普通に読めば、今回の回答は一般論として述べられているだけだと考えられます。
ただ、この回答は、特殊な読み方をする海外ファンによって、これは、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」と「マリオカート8 デラックス」、「スーパーマリオ オデッセイ」のダウンロードコンテンツの登場について、古川社長がヒントを出したというようなことを言われる状態にもなっています。
古川社長の今回のコメントは、旧作の価格を下げてもっと売るようにする戦略を、任天堂は取らないということを発表したものです。
そして、任天堂としては、値段を下げて売っていくよりも、ダウンロードコンテンツなどを用意して長く遊べるようにして売っていくという方針を示したものです。
あるいは、既にこれらの3つのタイトルでは、「追加コンテンツ」が提供されており、その提供などが「ロングセラーになっている要因の1つであると分析している」とコメントされたとも言えるものです。
よって、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」など、前述の3作について、今後もダウンロードコンテンツが登場するということを示唆したものではないと思われます。
ゼルダBOTW、DLC第3弾は…
任天堂のニンテンドースイッチ向け旧作ソフトについては、今回例に挙げられた「マリオカート8 デラックス」や「スーパーマリオ オデッセイ」は、コースの追加という、矛盾も生じにくい形でのコンテンツの追加は比較的容易に行えるので、今後もDLC的なものが登場する可能性はもしかしたらあるのかもしれません。
一方、WiiU&ニンテンドースイッチで発売中の「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」は、以前に、DLC第2弾で全ての開発は終了したということが正式に発表されています。
また、青沼英二氏も、DLC第2弾でゼルダBOTWは綺麗な形で終わることが出来たと明らかにしています。
よって、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」に、これ以上の追加を行うのは、完全に蛇足であり、作品全体の評価を下げることにしかならない可能性も高いです。
さらに、ゼルダの伝説シリーズについては、第2弾ダウンロードコンテンツの開発がほぼ終了した、2017年の秋ぐらいから、既に「新作」の開発が始まっていることが明らかにされています。
この新作の情報は、現時点では全く何も公開されていませんが、先日「ゼルダの伝説、新作もオープンワールド系?」の記事でご紹介したように、これが次回作になるとは限らないものの、BOTW系の新作も作られていそうな感じになっています。
このため、今更、旧作の開発に戻る余裕もないと思われ、このような点からも、今後、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」にDLC第3弾が登場する可能性はかなり低いと考えられます。
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