
任天堂について、1つ話題をご紹介しておきます。
話題は、トロフィーや実績システムと同様の特許を取得しているというものですが…
任天堂、トロフィーや実績の特許
プレイステーションには「トロフィー」というシステムが、Xboxには「実績」というシステムが存在します。
これらは、どちらも同じようなシステムであり、各ゲームのプレイ状況を表彰するようなものです。
トロフィーシステムだと、例えば、あるゲームで「ステージ1をクリア」すると、そのゲームの「ブロンズトロフィー」が1つ獲得できるというようなものになっています。
そして、各ゲームには「○○を達成せよ」というようにトロフィーの獲得条件がいくつも存在するので、プレイステーションハードでは、全てのトロフィーを集めるプレイをするというような遊び方も出来ます。
今回、このトロフィーや実績システムと同様の特許を任天堂が取得、あるいは出願中であると海外で少し話題になっています。
話題になるも実際は…
任天堂がトロフィーや実績システムと同様の特許を取得していると言われているのは、結論から言えば正しい情報ではなく、実際には「トロフィーや実績システムの特許」ではなく「ミッション&ギフト」に関する特許を出願、取得しているというものになります。
「ミッション&ギフト」は、任天堂がニンテンドースイッチなどで展開しているサービスであり、特定のゲームをプレイすればマイニンテンドーのプラチナポイントがもらえるというようなものです。
また、入手したプラチナポイントを使って「アイコンパーツ」などを入手することも出来ます。
そして、「トロフィーや実績システム」が「ゲームに関連したポイント(報酬)」にほぼ限られている部分と異なり、「ミッション&ギフト」では「ゲーム外のアイコンや壁紙などの報酬」、「報酬の選択制」などを取り入れた部分を任天堂が特許として出願または取得しているものです。
よって、実際にはもっと「複雑な技術処理」が特許として出願、取得されているものですが、簡単に言えば任天堂はソニーのトロフィーやマイクロソフトの実績システムに対して「後から特許を取って奪おう」としているわけではないということです。
ちなみに、海外などでは「任天堂は特許ゴロ」だとして騒いでいる人もおり、今回の話題も「任天堂が特許ゴロとして活動するためのまた新たな道具を手に入れた」として無理やり炎上させようとしているような部分もあります。
また、同じようなものとして、ポケモンをイメージするといいものですが、「任天堂は何かを召喚して戦わせる特許を取得した」というものも、最近、海外で少し騒がれています。
しかし、これも実際にはかなり限定したシーンや動作に関する技術的な特許になっているだけです。
つまり、「召喚と戦闘」という広範囲な特許を任天堂が出願、取得したわけではなく、上の画像の見出しのように比較的正しい情報を伝えようとしているメディアもありますが、「任天堂は特許ゴロ」だとして騒いでいる人によるガセネタのようなものが少し広まっている状態です。
なお、例えばマイクロソフトの「実績システム」を真似したと言われているソニーの「トロフィーシステム」については、ソニーが既にトロフィー的なものに関連する特許をかなり前に取得しています。
このため、任天堂ハードはトロフィーや実績などに似たようなシステムを「あえて採用しない」のではなく、特許の関係で同じシステムを任天堂ハードに「追加することが出来ない」可能性もある状態になっています。
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