スクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジー16」について、1つ話題が出ています。
話題は、映画ではなくゲームとしての面白さの追求を希望する株主の意見についてです。
FF16、映画とゲーム
スクウェア・エニックスが2024年6月21日に株主総会を開催しています。
この株主総会では、株主からの質問も受け付けられており、その中の1つが話題になっています。
それは、「ファイナルファンタジー16」に関するものです。
「ファイナルファンタジー16」は、FFシリーズの本編の最新作として2023年6月22日に発売されています。
FF16の発売日は、ちょうど2023年のスクエニの株主総会と同じぐらいの日だったため、1年ぐらい前の作品ではあるものの、2024年の株主総会で意見を言う人が出たようです。
Q 去年、2タイトルを遊んだ。『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』は、原作は完結しているものの、最後まで描き切れておらず、作り切れていない作品だと感じた。他ユーザーにもそういう意見があった。
— すずき (@michsuzu) June 21, 2024
『FF16』は質にこだわってはいると思った。 → #スクエニ株主総会 pic.twitter.com/UO23iZzkdp
→ しかし、ゲームの強みはコントローラーを置かずに、持ったままで夢中になってキャラを動かすところにあると思う。『FF16』は面白いと思った人もいるかもしれないが、僕はコントローラーを置いてカットシーンをみていた。 → #スクエニ株主総会 pic.twitter.com/vkkeWyoYxA
— すずき (@michsuzu) June 21, 2024
→ ゲームを遊んでいるのに、これなら映画でもいいのではと思った。ゲームの面白さを追求してほしい。スクエニはストーリーやキャラの描き方は他社より優れているが、コントローラーを持って夢中になれる作品を作ってほしいなと個人的に思っている #スクエニ株主総会
— すずき (@michsuzu) June 21, 2024
2024年のスクウェア・エニックスの株主総会で株主からFF16に対して出された意見は、コントローラーを置いてカットシーンを見る映画のような作品ではなく、ゲームなのだからコントローラーを持ったまま夢中になれるゲームとしての面白さを追求する作品を希望するというようなものです。
このような意見は、例えば、FF16のAmazonレビューなどを見ても複数存在するので、特殊な意見ではないはずです。
一方、「ファイナルファンタジー16」は、海外レビューまとめのメタスコアが87点であり、ユーザースコアも8.1なので、普通に面白いゲームだと言っていいと思われます。
ただ、株主などから、映画ではなくゲームとしての面白さの追求を希望する意見が出るのは、「ファイナルファンタジー」の本編の新作としてはコレジャナイというような印象を持った人もそれなりにいた部分もあったと思われます。
つまり、FFではないスクエニの完全新作RPGとしてならば、批判的な意見はもっと少なかったかもしれないということです。
ちなみに、「ファイナルファンタジー16」のムービーシーンはすごく多いものの、株主が言うように、コントローラーを置くほど1つ1つが極端に長いわけではないと思われます。
また、「スクエニはストーリーやキャラの描き方は他社より優れている」の意見に関しては、FF16の物語は海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」などの影響をかなり受けているので、今作の場合は当てはまるのかとツッコミを入れたくなる人もいるかもしれません。
桐生:2つのタイトルを遊んでいただき、ありがとうございます。コントローラーを触ることによるゲームならではの体験ということだが、お客さまの声を聞くのは非常に重要なので、ご意見を開発メンバーも含めてフィードバックさせていただく #スクエニ株主総会
— すずき (@michsuzu) June 21, 2024
なお、この株主の意見に対するスクエニ社長の回答は、フィードバックしますという当たり障りのないものだったようです。
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コメント
ムービー長い多いはストーリーが面白かったり、無駄な部分が少ないならまだいいんだけど、そうじゃないとかなりキツい
近年だと元スクエニ作のゼノブレイド3とか…
一つ一つが長くて頻度も多いうえに同じ回想シーンを何度も流して無駄が多いムービー、プレイヤーが長く戦闘したあとに長い戦闘ムービー(プレイヤーが戦った意味とは…)
何故この物語を語るのにゲームという媒体を選んだのか本当に疑問を抱く
同じ吉PのFF14もストーリーがしっかりあってカットシーンも適度にありキャラも個性豊かで好評なのはMMOっていう濃いゲーム性があるからなのかな。
現FF14プレイヤーで吉Pは好きだけど申し訳ないがFF16はPS5持った今でもやろうとは思わない。FFのテーマパークっていうコンセプトがある14は刺さったが16には何一つ刺さらなかったんでね。
上コメの人はFF16と同じくゼノブレ3の構成を批判してるけど、自分はそうは思わなかったな。
FF16はキャラ育成や探索要素等のゲームパートが薄いのに過剰なムービー量なのが問題だったけど、ゼノブレ3はゲームパートの作り込みやボリュームが膨大でコントローラー持ってる時間が圧倒的だし、指摘してる長めのムービーも殆ど章終わりの一番盛り上がる場面や絶対外せない場面(N関連のムービー等)で、逆にそこ省くとまたゼノクロと同じ批判されるようになる。
カットシーンを減らして重厚なストーリーを描けるならそれに越したことはない
ただ実際はマリオみたいに姫を助けるという単純な物語とか、ダクソみたいな考察の余地を大きく残してユーザーに想像させるような物語くらいしかやりようがない気もする
ただ、大企業なんだからストーリーとゲームプレイを両立する新しいやり方を開拓してくれとは思う
FF15について触れた方がいい 未完成でバグだらけで世に出したらいけないゲームだったあのゲームでFFのブランド下がったし
FF15に関してはそもそもヴェルサス構想を消してディレクター、シナリオライターが降板となった時点で、ある意味終わったようなものだったがゲームとして攻めている部分が元々あった
FF16は15の発売前から企画開始していたがストーリーありきアクションありきでスタートしていてゲームとしての挑戦としては乏しかったと思う、ストーリーで評価を受けるつもりだったがそうはならなかったという印象(好きな人はいると思いますが)
一方でカットシーンとゲームバランスの問題はスクエニの様々なゲームで言えることで、カットシーンがまるっきりない・少ないのも魅力に欠けると思うし、理想としては映画を観させてゲームをするのではなく、映画の中を動けるような体験をさせないといけないと思う
遊ばさせられているのではなく遊んでる感も大事かと
上の人のコメントにあったけど
ゼノブレ3のムービーは無駄に長いとは
思わなかったな
それはおもしろかったから
つまらないし嫌だなと思えば無駄に長く感じる
それだけのこと
ゼノブレイドは任天堂が主体だし今後は任天堂側がムービー少なくするように命令すればモノリスは従うと思うけど、FFはスクエニの看板で製作陣は社内での地位高いから暴走止められないんじゃないかって思う
ゼノブレイド3が問題なのはムービーの量じゃなくて「そこにそんなに尺使う?」ってシーンが山ほどあったこと
そこを直さないとムービー減らしても増やしても意味ないっしょ
モノリスソフトは元スクウェアの人達だしな。容量あるとムービーゲーにしてしまうのは伝統なのかな?
ムービー自体が悪いというわけでもないし、ムービーの代わりにテキストにしたらいいという問題でもない
ストーリーを描くこと自体はRPGとして昔からあったもので、それがより長い尺になって映像化されてきた面がある
ただ課題としてムービーはただ観るだけの時間になりがちなこと(QTE入れたらいいって意味じゃなく)
昔はご褒美ムービーと言われたりしたように、何かをクリアしたら流れる、何か操作したら流れる、そういうふうにゲームと一体感があることが望ましい(ムービーからシームレスに迫力あるゲームプレイに入るのも一つ)
ただ移動してムービーの繰り返しになると作り方としてはわかりやすいかもしれないが、遊びの時間より観てる時間の方が長い感覚になるときがある、遊びながらストーリーを体感できる感覚だと良い
FF16のムービーって一つ一つが長いんじゃなくて、数分のものがそこそこな頻度で入ってくる感じだったよね
正直この株主さんが言ってる「コントローラーを置いて映像を眺めてる時間が長すぎる」ってのは少しだけズレてる気もする
「ゲームとしての面白さの追求」を求めるならムービー云々よりむしろ「育成等のRPG要素を強くした方がいい」とか「操作キャラは増やすべきだった」とか他に言うべきことがあったはずだよ
FF16を思えばFF15はノクト関係ない描写を映画やDLCでやったことは正解だったな
カットシーン垂れ流しはテンポ悪すぎる