ゲーム機などのブルーライトカットのフィルムについて、1つ情報が出ています。
情報は、効果は微妙で有害な場合もあるというものです。
ブルーライトカットのフィルム、有害な場合も
液晶画面などから出る「ブルーライト」は、これまで目に悪いとされて来ました。
そこで、スマホやゲーム機などの液晶画面に張る「フィルム」には、ブルーライトカット機能が付属しているものが多数存在します。
今回、日本眼科医会などの眼科6団体が、そもそもブルーライトカットを行う必要性があるのかについて、見解を発表しています。
これによると、まず、液晶画面などから出るブルーライトは、太陽光から出るものよりも少ないので、恐れる必要はないとされています。
また、子供にとって太陽光は心身の発育にとって重要であり、ブルーライトだけをカットするメガネなどを装着していると、その効果が得られず、逆に有害になっている可能性を否定できないとされています。
さらに、そもそもブルーライトをカットすることで、目の疲れを軽減する効果は全くないという研究結果が出ています。
よって、ブルーライトカットは、特に子供にとっては有害になる可能性があり、大人にとっても、目の疲れを軽減する効果は全くないので、それを期待して使用する意味はありません。
効果は微妙
日本眼科医会などの眼科6団体が発表した声明は、主にブルーライトカットの「メガネ」に関する内容です。
ただ、原理や仕様は同じなので、スマホやゲーム機などの液晶画面に張る「フィルム」についても同じことが言えます。
このため、ゲーム機などのブルーライトカットのフィルムは、あえて使用する必要は全くないということです。
また、特に子供がニンテンドースイッチなどで遊ぶ場合は、ブルーライトカットのフィルムの使用は避け、普通のものを張るべきということになります。
「ブルーライトカットは効果ない」という昨日のツイートがバズりましたが、一部誤解を招く部分もありましたので、メリットデメリットをまとめました。
— よしひこ@メガネ屋4代目 (@sakata_yoshi) April 14, 2021
まぶしさやコントラスト等見え方に関して実際に効果を感じる方はうちのお客様にも多いです。個人差が大きいので、購入時はサンプルを試して下さい。 pic.twitter.com/NuFcTEKV5y
ただ、ブルーライトカットに全くメリットがないかと言えば、そうではなく、あえて言えば、眩しさの軽減効果があるので、それを期待する「大人」は使ってもいいでしょう。
しかし、繰り返しますが、前述のように、これまで言われて来たような「目の疲れを軽減する効果」は全くないので、それを期待して使用するのは意味がありません。
さらに、同じような意味ですが、ブルーライトが「目を傷める」というような内容も科学的な根拠はないとされています。
ちなみに、目の疲れなどは、あくまでも液晶画面が搭載された機器の使い方の問題です。
なお、ブルーライトカットのフィルムを、ゲーム機やスマホに張ると、色味が微妙に変わります。
このため、ゲーム機やスマホにブルーライトカットのフィルムを張ると、それは本来の色でゲームプレイが出来ておらず、開発側がこだわって作った色を全然楽しめていないということになります。
よって、スマホやニンテンドースイッチの携帯モードでゲームをプレイする機会が多い人は、普通の液晶保護フィルムを張っておくといいでしょう。
例えば、ニンテンドースイッチ用のHORIの製品だったら、上の真ん中と、下の左のフィルムは避け、普通は上の左のフィルムで十分ということになります。
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