アメリカの任天堂が、差別だと騒がれている問題に対してコメントを出しています。
これによると、ゲムオのネイティブ・アメリカン差別問題について、修正を約束しています。
ゲムオの差別問題
ゲムオのネイティブ・アメリカン(またはネイティブ・アメリカンズ)差別問題とは、先日ご紹介した、「スマブラ スペシャル、Mr.ゲーム&ウォッチが差別的と騒がれる」というものです。
もう一度書くのは大変なので、問題の詳細はそちらを読んでおいてください。
今回、この問題について、アメリカの任天堂がコメントを出しています。
これによると、ニンテンドースイッチ「スマブラ スペシャル」において、ネイティブ・アメリカン差別だと言われている問題は、今後修正するそうです。
修正は、発売後になるかもしれないようですが、今後のアップデートでゲムオのデザインを、「インディアン」を連想させるようなものではないものに修正すると明らかにしています。
ファイアアタック自体が差別的
ニンテンドースイッチ「大乱闘スマッシュブラザーズ スペシャル」の今回の問題は、日本にも押し寄せる「ポリティカル・コレクトネス」と呼ばれる、差別や偏見を防ぐ目的の表現を守るべきといった思想を「拡大解釈」などした言いがかりのようなものだと思う人もいるかもしれません。
誰もが「ポリコレ棒」を持ち、特にSNSを使って、ちょっとでも「自分にとって」気に入らない人や発言が存在すると、都合よく「ポリコレの盾」を構えつつ、すぐに叩いてやろうと構えているとも言われる現代社会ですが、今回の問題はこれとは少し異なるものです。
広義では同じかもしれませんが、問題となっている「ゲーム&ウオッチ」の「ファイアアタック」は、そもそものゲームの設定自体が差別的とも言われています。
先の記事でも書きましたが、この「ファイアアタック」は、たいまつを持って攻撃して来る、説明書では「インディアン」とされているアメリカの先住民族をやっつけるゲームです。
モンスターでもゾンビでもなく、実在する特定の民族をやっつけるという、「ポリティカル・コレクトネス」という言葉が今のように話題になるよりも前に、差別的とも言われている内容なので、任天堂もかなり前の移植版のゲームで、この登場キャラクターを、ネイティブ・アメリカンではなく「普通の人」に修正しています。
よって、任天堂的に過去の判断の誤りを認めて、既に修正している問題でもあるものを、現代で再びスマブラの開発スタッフが何も考えずに入れて来たので、これは修正しないという選択肢は存在しないとも言えるものです。
なお、任天堂は、「ゲーム&ウオッチ」の「ファイアアタック」は、30年以上も前のゲームであり、今日の任天堂の価値観とは異なるゲームであるということも、今回のコメントの中で明らかにしています。
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コメント
今回のは任天堂の配慮不足だったね
配慮不足だろうけどだいぶ前の事だから伝達不足でもあるな
出来れば羽を取るくらいに済めばいいんだけどね
そりゃあ元ネタが30余年も昔のゲームじゃ確認漏れも起こり得る、ドンマイ