ニンテンドースイッチ、保証書も箱、本体パッケージの包装も無駄をなくしてコスト削減

　ニンテンドースイッチについて、君島社長が朝日新聞のインタビューでコメントしています。

　この中でコスト削減について明らかにされています。

ニンテンドースイッチ、保証書も箱など、コスト削減

　ニンテンドースイッチの発売に関するインタビューで、社長自信がスイッチで重視したのはどこかと訊かれ、任天堂の君島社長は「価格を重視した」ということをコメントしています。

　スイッチの性能や、独自のコントローラーの機能を譲ることなく、いかに安価にハードを提供するかを考え、例えば、本体パッケージの包装も、無駄をなくしてコストを下げていることを明らかにしています。

　ニンテンドースイッチについては、君島社長自身は今回のインタビューでコメントしていませんが、保証書が箱に印刷されていたりと、本体パッケージにおいてもコスト削減をしている様子がかなりうかがえます。

　WiiやWiiUなどでは、本体パッケージの中に、保証書なども含めた「色々な紙」が入っていたと思われますが、今回、紙は「安全に対するお知らせ」のみになっているなど、無駄なものがかなり省略されています。

　設定の方法まで、箱の側面に記載されているなど、社長のコメント通り、コスト削減が徹底して実施されています。

ニンテンドースイッチの価格

　ニンテンドースイッチについては、WiiUを超える性能であり、大きな液晶画面が付いた本体が用意され、触覚フィードバックという新技術を搭載したコントローラーが2本ついて約3万円です。

　この価格は、他ハードと比べて高いと言われることもありますが、各パーツの原価を考えれば非常に頑張っている価格だと思われ、それを実現するために、かなり色々とプランを考えて来たことが今回のインタビューから分かります。

　ちなみに、以前にご紹介したファミ通のゲームメーカーアンケートでも、ニンテンドースイッチの価格は、約９２％のメーカーが適正、あるいは安いと回答しており、価格部分については好印象なサードばかりです。

　よって、ゲームハードで3万円ぐらいなら、十分サードに好感を持ってもらえるようなものになっていて、これを理由に参入をためらうサードはいないと考えられることから、今後のハードも、発売時の価格は普通に3万円、あるいはもっとハードスペックを重視してそれ以上を目安に考えて良さそうな感じです。

　ちなみに、これは訊かれても回答しなかった方がよかった部分ではありますが、今回のインタビューで、君島社長は、「原価低減の努力もするので、将来的には（値下げを）考えていけるかもしれません」ということもコメントしています。

　このため、WiiUは日本で値下げは実施されませんでしたが、ニンテンドースイッチは、場合によっては値下げのパターンもあるかもしれません。

　なお、今回のインタビューでは、VRについてもまた訊かれています。

　君島社長の回答としては、これまでに明らかになっているインタビューと似たようなものですが、今回もまた「やらない」とはコメントしておらず、任天堂が考える問題が解決できれば「やる」そうです。

　また、もしVRをやる場合、「そんな先では困ります」として、遠い将来ではないことが明らかにされています。

　ニンテンドースイッチ Amazon　楽天　セブンネット