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ニンテンドースイッチ、テンセントの中国版のオンライン終了へ。ソフトもお蔵入りか

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 ニンテンドースイッチについて、1つ話題が出ています。

 話題は、テンセントの中国版のオンラインが終了するというものです。

 

スイッチ、テンセント中国版

 ニンテンドースイッチは、中国でも販売されています。

 ただ、中国では任天堂が直接販売しているのではなく、中国企業「テンセント」を介して販売しています。

 また、ハードも特殊なものになっており、テンセントの中国版のニンテンドースイッチは、日本などで発売されているソフトは基本的にプレイできず、中国向けに別途用意されている「中国政府に許可されたソフト」だけが遊べるようになっています。

 さらに、eショップやオンラインサービスなども日本などで販売されている本体とは異なり、通信は政府が全て監視できるようになっているなど、テンセントの中国版の独自仕様、独自の規制が入ったものになっています。

 今回、このテンセントの中国版のニンテンドースイッチのオンラインサービスが終了すると発表されました。

 終了日は、eショップでの通常購入が2026年3月31日、その他のオンラインサービスが2026年5月15日です。

 よって、あと1年半ぐらいは普通にオンラインモードなどで遊べる状態です。

 ただ、この終了の発表と同時に、テンセントが今後発売予定のニンテンドースイッチのゲームのリストを削除しています。

 このため、日本などで発売されているものの、中国版はまだ発売されていなかったソフトのいくつかはお蔵入りになったのではないかともみられています。

 

オンラインサービス終了の理由は…

 テンセントの中国版のニンテンドースイッチのオンラインサービスが終了する理由は明らかにされていません。

 ただ、中国は以前からゲーム全般の規制を入れたり、緩めたりすることを何度か行っており、今回もその動きの1つではないかとみられています。

 また、中国は最近、国内のゲーム産業を育成しようとしているとも言われており、そのために「海外製」のニンテンドースイッチを排除する動きに出たのではないかというような見方もあります。

 このため、そのような意図ならば、今回のオンラインの終了は実質スイッチ本体の販売終了にもなっていると思われます。

 ちなみに、テンセントの中国版のニンテンドースイッチは、前述のように「普通のニンテンドースイッチ」ではなく、中国で審査という名の独自の検閲を通過したソフトしか遊べない「規制版」なので人気がありません。

 中国の富裕層やガチゲーマーは、勝手に輸入された規制のない「普通のニンテンドースイッチ」で遊んでいるとも言われているので、今回のオンラインサービスの終了の影響は実際にはあまり大きなものではないかもしれません。

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