ソニーの「プレイステーション5」について、1つ情報が出ています。
情報は、銅の使用を減らした新モデルについてです。
PS5、銅の使用を減らした新モデル
プレイステーション5は、「プレイステーション5、軽くなったDE本体が発売。SDは逆ザヤ解消」の記事でご紹介したように、早くも新モデル「CFI-1100」が発売されています。
この新モデルは、内部を少し変更しただけのマイナーチェンジ版であり、基本的な性能は以前の本体と同じです。
ただ、説明書から分かった「ネジの変更」と「300gの軽量化」以外、具体的にどの部分が変更されたのかは謎でした。
今回、この謎の新モデルを入手、分解した人が登場し、具体的な変更点が判明しています。
これによると、「CFI-1100」の新モデルは、ヒートシンク関連の変更が一番大きな変更点になっています。
ヒートシンクは、本体の熱を逃がすための機構であり、最近の超高性能化したゲーム機ではこの部分はかなり重要です。
今回のプレイステーション5の新モデルでは、パッと見で違いが分かるぐらい大きく変更されています。
それは、左が旧モデル、右が新モデルですが、ヒートシンク関連に使われていた「銅」の部分がゴッソリなくなっているというものです。
新モデルは、銅の代わりにアルミが使われ、また、ヒートシンク自体も全体的に小型化しています。
一方、ヒートパイプは改善され、銅により処理していた熱をヒートパイプの改良が担うような感じになっています。
ただ、これだけ大きな変更があると、熱の処理が上手くいっていないのではないかという心配も出て来ます。
これについても今回検証されており、新モデルは温度が3度ほど上昇しています。
このため、PS5新モデルは、温度が少し上昇したとも言えますが、これだけ大きく「スリム化」したわりには上手く処理できているとも言えるものになっています。
また、動画は「Worse」(悪くなった)というタイトルも付けられていますが、今回の銅の使用を減らしたPS5の新モデルは、スマホで軽く撮影した3度の差でもあるので、悪くなったと言い切るほどではないかもしれません。
ちなみに、今回のPS5新モデルで銅の使用を減らした理由は、そのコストだと考えられます。
「銅」は、そのまま「金、銀、銅」の貴重品なので、使用するとかなりのコスト増になります。
しかも、最近は価格が非常に上昇して来ていることもあり、このままPS5に多くの銅を使い続けると、本体の製造コストが年々上昇するということにもなりかねません。
よって、今回のPS5の新モデルは、コスト削減を思い切って実行した本体だとも言えます。
このコストを削減した「CFI-1100」の新モデルは、ディスクレスのモデルの他、通常本体にも導入され、順次切り替わっていきます。
なお、前掲の動画では、新モデルでファンが変わったとも言われていますが、PS5は、「PS5、個体によって動作音が違う。ファンがA・B・Cの3種類あることが判明」でご紹介したように、元々複数の種類のファンが存在します。
記事をご紹介した時点では3種類でしたが、発見できていないものがあったり、その後、増えている可能性もあるので、動画のファンに関する説明はあまり正しくないものになっています。
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コメント
国内の家電メーカーも銅が高騰したから銅からアルミに代替するって話がありましたがゲーム機にもその流れが来た感じですかね
性能に影響が出ないなら良いですがこればっかりしばらく使ってみないとわからないですね
銅の融点1000°強、アルミが600°強
電気伝導率が銅を1としたらアルミは0.6
確実に消費電力が上がって電気代は増えそうですね
表面温度は50ですがずっと高熱にさらされ続けると思わぬ形で
故障する可能性は0じゃないですね
一概に銅の方が優れていると思われがちですが風が当たり続ける分にはアルミフィンの方が冷えますよ