セガの「龍が如く」シリーズについて、1つ話題が出ています。
話題は、スイッチは理想的なハードではないから6年、極1は予想より売れたのかについてです。
龍が如く、極1は予想より売れたのか
「龍が如く」シリーズとして、2024年10月25日にニンテンドースイッチで「龍が如く 極」という作品が発売されています。
この作品は、「龍が如く」シリーズの1作目のリメイク版であり、2016年にPS3やPS4で発売された作品です。
その後、SteamやXboxでも発売され、最後にニンテンドースイッチ版が発売された形になっています。
今回、このニンテンドースイッチ版のセールス状況について、龍が如くスタジオ代表の横山昌義氏がコメントしています。
これによると、「龍が如く 極」のスイッチ版は「バカ売れ」しているとのことです。
横山昌義氏は、「龍が如く」の1作目は20年ぐらい前の作品であり、極1をPSで発売したのも8年ぐらい前なのでプレイ済みの人が多く、スイッチ版が売れるとは思っていなかったそうです。
このため、自分が事前に予想していた販売本数は「激外し」したとコメントしています。
一方、マーケティング担当は販売本数の予想を当てていたということもコメントしています。
よって、極1は横山昌義氏の予想よりは「バカ売れ」しているものの、マーケティング担当の予想ぐらいのセールス状況ということになっているようです。
ちなみに、スイッチ版「龍が如く 極」が具体的に何本売れたのかは不明です。
また、今作はダウンロード専用での販売ということもあり、今後も販売本数が明らかになることはないかもしれません。
現時点の状況だと、日本のeショップで3位、アメリカのeショップで15位なので、特にアメリカはあまり売れている印象はありません。
このため、「バカ売れ」は「横山昌義氏の予想よりも」ということであり、マーケティング担当の予想程度「そこそこ売れた」ぐらいだと思っておくといいのかもしれません。
スイッチは理想的なハードではないから6年
「龍が如く」シリーズがニンテンドースイッチで発売されるのは、今回発売された極1が初となっています。
これは、Steam版やXbox版は4、5年前に発売されていることから考えても、スイッチ版の発売を決めるのはかなり遅いとも言えるものです。
ニンテンドースイッチ版だけ「龍が如く」シリーズの発売が遅かった理由は特にコメントされていません。
ただ、6年前の海外インタビューが存在し、そこで「『龍が如く』シリーズはなぜニンテンドースイッチで発売しないのか?」というようなことが質問されています。
そして、そのインタビューで発売しない理由について、「スイッチは『龍が如く』シリーズを発売するための理想的なハードではないと確信しているから」だとコメントされています。
これは、簡単に言えば、ハードとソフトの「客層があっていない」というような意味です。
そして、そのように思った理由として、WiiU版の「龍が如く1&2 HD」の発売が「大失敗だった」ことがコメントされています。
よって、WiiUで発売した「龍が如く」が全く売れなかったので、スイッチで「龍が如く」シリーズがなかなか発売されなかったということです。
ただ、今回、極1を発売した結果はそれなりに良かったようなので、今後、スイッチで極2なども発売されると思われます。
なお、この「スイッチは理想的なハードではない」とコメントしていたのは、セガの佐藤大輔氏です。
佐藤大輔氏は、その後、「龍が如く」シリーズの生みの親の名越稔洋氏について行き、セガとは関係のない「名越スタジオ」の人になっています。
このため、セガの「龍が如く」開発チームの「スイッチ反対派」が少なくなったことも、スイッチで「龍が如く」シリーズが出た理由の1つになっているかもしれません。
一方、現在の「龍が如くスタジオ」も、そのトップの横山昌義氏が前述のようにスイッチ版が売れるとは全く思っていなかったので、「龍が如く」シリーズが任天堂ハードを重視するようになったわけでもないと思われます。
コメント
値段が安かったからね
これなら試しに買ってみようという人は多いのかもしれない