スマブラ スペシャル、原曲で収録される楽曲とアレンジが混在する理由

　ニンテンドースイッチ「大乱闘スマッシュブラザーズ スペシャル」の音楽について、桜井政博氏がファミ通で少しコメントしています。

　今回は、この中の原曲で収録される楽曲とアレンジが混在する理由をご紹介しておきます。

スマブラ スペシャル、原曲とアレンジ

　スマブラシリーズは、様々な作品のキャラクターが大集合するゲームなので、ステージ用などの楽曲も、それぞれの作品のものが使われています。

　スマブラで使われる楽曲は、今作用のオリジナル曲も存在するものの、基本的には、各参戦キャラの作品で使われている楽曲（原曲）と、それをアレンジした楽曲になっています。

　そして、このように、基本的に原曲とアレンジ曲の2種類の収録形態に分かれるわけですが、これがどのようにして振り分けられているのかが少しコメントされています。

　これによると、原曲で収録するか、アレンジ曲で収録するかは、アレンジを担当する音楽家のリクエストによる部分が大きいそうです。

音楽家のリクエスト

　ニンテンドースイッチ「大乱闘スマッシュブラザーズ スペシャル」では、これまでのシリーズでも同じですが、参加する各音楽家に、どの楽曲のアレンジを担当したいかということがまず訊かれます。

　そして、大体は希望に沿って担当楽曲が決まっていきますが、リクエストされなかった楽曲というものも出て来ます。

　スマブラシリーズで、原曲で収録されることになる楽曲は、このリクエストされなかった曲になっていることが多いようです。

　もちろん、リクエストされなかった曲でも、スマブラに合わないということで、アレンジして収録することに決める曲もあるので、必ずそうだとは言えないものの、大きな要因として「音楽家のリクエスト」というものが存在します。

　ちなみに、音楽の権利関係は大変だということもコメントされているので、原作側の要望などから、原曲で収録するケースもあるようです。

楽曲が多い作品、少ない作品

　「スマブラ スペシャル」では、これまでのシリーズ同様、収録楽曲が多い作品、少ない作品というものが存在します。

　この楽曲数は、大体そのシリーズの参戦キャラ数、登場ステージ数に比例する感じですが、それ以外の理由もあります。

　それは、先に少し触れましたが、権利の問題です。

　ゲームの音楽の権利は、シリーズや各社ごとにバラバラであり、権利団体に委託されているなどで、楽曲使用のたびに多くの金銭が必要になるものもあるそうです。

　このような楽曲が多いシリーズは、必然的に収録楽曲は少なくなり、これにより、楽曲が多い作品、少ない作品が出て来ることもあるとのことです。

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