ニンテンドースイッチ「スプラトゥーン2」が、またネガキャン被害にあっています。
今回は、イイダのマスコットがホワイトウォッシュされたと話題になっていると言われていますが、実際は・・・
スプラトゥーン2、イイダのマスコット
「スプラトゥーン2」の新たなグッズとして、セガがプライズ用のマスコットを発売しています。
今回発売されたのは、上のようなテンタクルズのマスコットであり、ゲームセンターのUFOキャッチャーなどでゲットできる景品です。
テンタクルズのヒメとイイダがそれぞれ別々に商品化されていますが、海外でこのマスコットが少し話題になっています。
それは、実際には「ヒト」ではありませんが、イイダが「白人になっている」というものです。
このような白人ではない人物を白人のように描くことは、「ホワイトウォッシュ」または「ホワイトウォッシング」などと呼ばれ、特に海外で人種差別に関連する問題の1つと考えられています。
最近だと、日清食品が公開した、テニスの大坂なおみ選手のアニメキャラの肌が白すぎるとして話題になっていましたが、この手の話を「ホワイトウォッシュ」または「ホワイトウォッシング」と言います。
ホワイトウォッシュと話題も実際は…
ニンテンドースイッチ「スプラトゥーン2」のイイダのマスコットは、前述のように、かなり白い肌になっているので、海外の人がこれを見て「ホワイトウォッシュだと騒いで炎上している」という話を作り出すことも可能です。
実際、「ホワイトウォッシュ」だと批判している海外の人は存在します。
しかし、海外の人は、この手の話に敏感であると同時に、昨日今日、「ホワイトウォッシュ」や「ホワイトウォッシング」という単語を知った日本人と異なり、何度も何度も繰り返されている話題なのでかなり冷静です。
今回の「スプラトゥーン2」のイイダのマスコットについても、一部の人が言っているように、本当に「ホワイトウォッシュ」なのかということがすぐに検証されています。
そして、そのような中ですぐに出されている答えが、上のような画像などです。
また、こういった画像なども指摘されています。
つまり、最初にご紹介した写真は、イイダの肌がかなり白く見えますが、それは撮影時のライティングや写真の加工時の色の変化の問題であり、実物は、イイダとヒメの肌の色はかなり異なり、イイダにはハッキリと「色」が付いており、全然「白人」ではないデザインになっています。
また、最初の写真も、よく見るとヒメとイイダの肌の色は全然違う色をしています。
よって、イイダのマスコットがホワイトウォッシュ(白人化)されたというのは、完全に間違っていると言われています。
パステルカラーはときに危険
「スプラトゥーン2」のテンタクルズのマスコットについては、前述のイイダのマスコットの写真でも、ゲーム内に登場するテンタクルズのイイダの肌の色よりも白いので、「ホワイトウォッシュ」だと批判することは可能かもしれません。
そして、そう言われないようにするためには、例えば上のように、元のゲーム内のような肌の色か、それ以上にすべきとも言えるでしょう。
しかし、任天堂がこれまでに公開しているテンタクルズの公式イラストでも、イイダは、上のように、ゲーム内に登場しているときの肌の色よりも少し薄い感じで描かれていることはあります。
また、上のイラストも任天堂の公式イラストですが、これだと、ヒメとイイダの肌の色はほとんど同じようにも見えます。
このため、イイダはそもそもヒトではなくタコであり、インクの色によって髪の色などが変わるという不思議な生物の一種でもあるので、ヒメとイイダの肌の色は、あまり固定されていないとも言えるかもしれません。
なお、こういった設定的な話を別にすると、実際には、パステルカラーな感じのデザインなので、今回のテンタクルズのマスコットは、通常よりも薄い感じの色になっているだけだと考えられます。
実際、このセガのマスコットは、任天堂が以前に発表した、パステルカラーな感じで描かれた、サンリオとのコラボイラストを元に作っただけです。
よって、今回のホワイトウォッシュの話題については、以前から存在するイラストが無視され、1つの画像だけ切り取られて批判されるという、間違った情報に基づく話題です。
そして、今回はすぐに検証も入っているので、正確な情報を知らない一部の人から引き続き不満や批判が出ているものの、大坂なおみ選手のアニメのような炎上レベルには全くなっていません。
それは、海外でもゲームニュースとして取り上げられていた、2018年の「スプラトゥーン2×サンリオ」コラボイラストが発表された時点で、何も炎上やホワイトウォッシュだと大規模な批判が出ていなかったことからも分かると思います。
ただ、例え、日本のゲームセンターだけのグッズであっても、ネット全盛の時代には、面白がって炎上だと広めたい国内外の人のターゲットにもされるので、1枚の画像ですら、掲載にはかなり注意が必要であるということが言えます。
また、今回のような濡れ衣で、しかも「架空の生物」や「タコ」であっても、「黒い肌のキャラ」をパステルカラーで描くのは、国内外に無理やり炎上させたい人がいる限り、ときに危険でもあるということも学習できるでしょう。
ちなみに、前回の「キングダムハーツ3、スイッチへの移植のガセネタ」と同様、「食べられません」的なことを書いておくと、今回の記事は、この件に関しては正しくない情報が国内外で伝えられている、あるいは大坂なおみ選手のアニメのような炎上などはしていないということを伝えるものであり、「ホワイトウォッシュ」そのものが間違っているとか、正しいとかを主張する記事ではありません。
なお、今回紹介している、セガの「スプラトゥーン2」のテンタクルズマスコットは、2019年2月7日(木)に発売されたばかりなので、欲しい人はセガのゲームセンターに取りに行ってみるといいでしょう。
このグッズが導入済みの全国の店舗は、こちらで検索可能です。
ただ、上の動画にあるように、店によって異なるとは思いますが、UFOキャッチャーの景品なのでゲットするのはなかなか難しいようです。
コメント
これは単に絵柄の問題でしかない
やっぱりポリコレ棒は表現の自由の敵ですわ
どっちにせよイイダは色黒のが好きだな