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ニンテンドーダイレクト、10周年。最初は「直接」もわりと普通だった

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ニンテンドーダイレクト、10周年。最初は「直接」もわりと普通だった

 任天堂の「ニンテンドーダイレクト」について、1つ話題が出ています。

 話題は、10周年を迎えるというものです。

 

ニンダイ、10周年

ニンダイ、10周年

 ニンテンドーダイレクトは、任天堂がインターネットで配信している情報番組です。

 配信は不定期に行われているので、いつ配信されるのかは決まっていません。

 ただ、E3のイベントや東京ゲームショウの直前には、ほぼ確実に配信されています。

 今回、このニンテンドーダイレクトが、2021年10月21日に10周年を迎えると話題になっています。

このニンテンドーダイレクトが、2021年10月21日に10周年を迎えると話題になっています

 ニンテンドーダイレクトは、2011年10月21日に第1回目の配信が行われています。

 このようなインターネット番組を配信するにあたり、岩田元社長は、第1回目の冒頭で、ニンテンドー3DSの発表会をインターネットで生配信したところ、非常に大きな反響を得たことから、そこで発表できなかったような情報を、直接お届けするために新たな配信を行うことにしたと説明しています。

 また、ニンテンドー3DSの発表会と異なり、ニンテンドーダイレクトが生配信ではなく、録画放送になっているのは、海外でも同時に配信するためであり、(そのためには、事前の丁寧な翻訳などが必要になるので)、録画がふさわしいという判断になったからだとしています。

 加えて、お客様に時間をとって見てもらうものなのだから、(編集などを入れることで)出来るだけ密度の濃いものにするために、録画にしてあるということも明らかにされています。

 これらの点については、ソニーやマイクロソフトというわけではないものの、他のゲームメーカーが、タレントや声優を呼んでダラダラと雑談やゲームプレイをしながら1時間ぐらいの生番組を配信し、うすーい新情報を発表するというような番組が多い中で、もう少し任天堂を見習うところはあるのではないかとも言える部分だと思われます。

 この点は、以前、東京ゲームショウの番組配信に関連して、雑談番組と新情報発表の番組は明確に分けて配信した方がいいのではないかというようなことを、スマブラ桜井氏もコラムでコメントしていました。

 

ニンテンドーダイレクトは、第1回目の配信が好評だったこともあり、現時点で10年も続いているコンテンツ

最初は「直接」もわりと普通

 ニンテンドーダイレクトは、第1回目の配信が好評だったこともあり、現時点で10年も続いているコンテンツということになっています。

 ただ、その形式は少し変わってきており、第1回目は、ニュース番組風な感じもあり、今よりも少し硬いイメージでした。

 また、現在のニンテンドーダイレクトは、拡散力が格段に上がったものの、複数のサプライズがないと低評価が殺到し、炎上する危険性を持つようなコンテンツにもなっています。

 しかし、最初はもっと普通に情報を紹介していくという、緩めな感じだったことも分かります。

 一方、第1回目に全くサプライズがないかといえばそうではなく、最後にモンハンの新映像を見せるなど、他社と協力して楽しませる工夫をしていたことも分かります。

最初の放送では、「直接」という単語は出るものの、岩田元社長はわりと普通に発音しており、ポーズというよりも身振り的な手の動きがあるだけで、ニンダイと言えばの「直接!」

 さらに、最初の放送では、「直接」という単語は出るものの、岩田元社長はわりと普通に発音しており、ポーズというよりも身振り的な手の動きがあるだけで、ニンダイと言えばの「直接!」は、後々形成されていったことが分かるようにもなっています。

スマブラ桜井氏など、様々な人がネタにしたり真似した「直接!」は、「岩田元社長のもの」というイメージが強いからか、最近はあまりやらなくなっているので

 ちなみに、スマブラ桜井氏など、様々な人がネタにしたり真似した「直接!」は、「岩田元社長のもの」というイメージが強いからか、最近はやらなくなっているので、知らないという人も増えているかもしれません。

Nintendo Direct (JP) 2011.10.21

 第1回目のニンテンドーダイレクトがどのような内容だったのかは、上の動画で見ることが出来るので、見たことがない人は一度チェックしてみるといいでしょう。

 これを見ると、ニンテンドーダイレクトは、10年で徐々にスタイルが変わり、洗練されていっていることも分かると思われます。

Nintendo Direct 10.21.2011 – Reggie Fils-Aime Presents Nintendo Updates

 なお、アメリカ任天堂のニンテンドーダイレクトの1回目はこちら。

 ニンテンドーダイレクトは、今は日米で大体同じ内容になっていますが、1回目は全然違う構成になっていることも分かります。

コメント

  1. 匿名 より:

    あれからもう10年か・・早いで。

    完全に定着した感はあるやね。

  2. 匿名 より:

    この頃の岩田さんって落合博満のモノマネの人に似てるな。

    「最後にこちらをご覧ください」は他のタイトルを喰ってしまうリスクはありつつも、最高の演出だと思う。

  3. 匿名 より:

    ダラダラ雑談するやつ確かに好きじゃないわ
    スタッフや担当声優のインタビューとか対談ならまだしも、全然関係ない声優やタレントの個人的な話とか
    あとゲーム好きじゃなさそうな人のプレイ

    スクエニでよく見る気がするけど、確かビルダーズのスタッフがちゃんとゲームを紹介してほしいって苦言を呈してたような(しかも後に辞めていった)

  4. 匿名 より:

    久々に見ると、やっぱり任天堂といえば岩田社長だよなあと思ってしまう
    ハル研時代の伝説も含めて、ここまでカリスマ的な人は今後も中々出てこないよね

  5. 匿名 より:

    思想とか偏りがちな雑誌に任せるのではなく自ら大々的に情報発信するスタイルが業界に与えた影響は大きいよね
    何より色んなゲームに興味持ってもらいやすいしお祭り感があるし

  6. 匿名 より:

    時が経つのはあっという間ですね
    岩田さんがいなくなった後、皆さんそれぞれ前を向いて頑張っています
    人はちゃんと立ち直れるように出来ているんですね

  7. 匿名 より:

    今では一つのイベントみたいな物だからなぁ、ホントすごい

  8. 匿名 より:

    色々な意味で今後任天堂を超えるゲームメーカーが現れるとは思えないな
    1000年後も普通に存在してそう

  9. 匿名 より:

    10年前は「○ちまや○経のせいでニンダイが生まれた」とか、あちこちで見かけた記憶。今はどのくらい変わったんだろう?

  10. 岡島史浩 より:

    改めて、ここに岩田さんのご冥福をお祈りします。

  11. 匿名 より:

    ニンテンドーダイレクトって一大コンテンツみたいな感じになりつつあるってのは言い過ぎか

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