ニンテンドースイッチ、販売が鈍っていると警戒感が出てしまうも…

　ニンテンドースイッチと任天堂について、日経が記事にしています。

　これによると、販売が鈍っていると警戒感が出ているようです。

ニンテンドースイッチ、販売が鈍っていると…

　ニンテンドースイッチは、日本での販売は好調です。

　ただ、今年の春ぐらいから、海外での販売がイマイチではないかという話題が何度か出ています。

　そして、今回、その根拠となるような情報が1つ話題になっています。

　日経によると、ニンテンドースイッチ用にも使われているNVIDIAのTegraプロセッサーの売上高が、前年同期比で3％減っているという数字が出たそうです。

　この数字は、NVIDIAの公式発表なので、ニンテンドースイッチの販売も前年同期比で3％ぐらいは減っていると推測される結果になっています。

警戒感が出てしまうも…

　ニンテンドースイッチに関して、このようなデータが出たこともあり、任天堂の株価は、「スイッチの販売が鈍っているとの警戒感から売りが優勢」になり、本日、大幅下落し、年初来安値をまた更新する状態になっています。

　ちなみに、ニンテンドースイッチが海外で思ったほど売れていないのは、アメリカの調査会社NPDのデータなどからも少し分かります。

　ただ、スイッチは、全然売れていないわけではなく、どちらかと言えば、思ったほど「爆発的に」売れていないぐらいの話なので、任天堂の株価が何度も年初来安値を更新しつつ、ずっと下がっていくのは納得の行かない部分もあるかもしれません。

　なお、正確なデータは不明なので、今回の件がそうなのかどうかは分かりませんが、今回出ているデータは、ニンテンドースイッチ用にも使われているNVIDIAのTegraプロセッサーの「売上高」が前年同期比で3％減っているというものです。

　もし、NVIDIAのTegraプロセッサーの「出荷個数」が前年同期比で3％減っているならば、ニンテンドースイッチの販売個数に直結するかもしれません。

　ただ、今回は、売り上げの話なので、もしかしたら任天堂から値下げ要求があって、出荷個数は増えているのに、NVIDIAの売り上げが下がっているというパターンになっている可能性もあります。

　このため、NVIDIAのTegraの売り上げが、わずか3％下がっただけで、ニンテンドースイッチの販売台数と結びつけるのはあまり正確ではないような気もします。

　ちなみに、ほぼスイッチ用だとみられていますが、下がっているのは、「ゲーム用プロセッサー」とされており、ニンテンドースイッチ向けのデータだけが個別に出ているものでもありません。

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