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スイッチ2、マジコン対策を導入。ただし、オンラインからBANだけで弱いかもしれない

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 ニンテンドースイッチ2の話題を1つご紹介しておきます。

 話題は、マジコン対策を導入しているというものです。

 

スイッチ2、マジコン対策

 マジコンは、ニンテンドーDS時代に大きく問題になった機器であり、ネットからダウンロードしたものやコピーしたゲーム(ROM)を起動するための機器です。

 この機器は、以前は「グレー」というような評価もありました。

 しかし、現在は法改正などもあり、日本では完全に違法なツールになっています。

 また、その種類はいくつもあり、正確にマジコンと言えるものは絞られるものの、現在はコピーしたゲーム(ROM)を実機上で直接起動できるような特殊なツールは全てマジコンと呼んでも間違いではないものになっています。

 そして、マジコンが完全に違法になってからは日本でその話題が出ることはほぼありませんでしたが、商品自体は海外で現在も「最新版」が発売されている状態が続いています。

 今回、ニンテンドースイッチ向けとして販売されている某マジコンが、ニンテンドースイッチ2で使えなくなったという報告が海外で出ています。

 これによると、スイッチ2で某マジコンを使うと、「2124-4007」や「2124-4508」のエラーコードが表示され、その本体でオンライン接続することが出来なくなるとのことです。

 よって、スイッチ2には既存のスイッチ1向けのマジコンを検知する内容が含まれており、マジコン対策が導入されていると言われています。

 

オンラインからBANだけ

 ニンテンドースイッチ2は、以前に「スイッチ2、BANの仕様が変更されオフラインでも使用不可の可能性。ダウンロードソフトなども没収」の記事でご紹介したように、不正なことを行った場合、キルスイッチなどにより本体を完全に使用できなくすることが出来るのではないかとも言われています。

 そして、このような仕様はマジコン使用者に対する「罰則」として最適な印象もあります。

 ただ、今回、スイッチ2で某マジコンを使ってオンライン接続が出来なくなった人によると、マジコンによるオンラインBANが実施されたスイッチ2本体をオフラインで使うことは引き続き出来るとのことです。

 また、ニンテンドーのアカウント自体も「BAN」(使用禁止に)されておらず、他のスイッチ2本体を用意すれば普通にそのアカウントでオンラインプレイが出来るそうです。

 よって、マジコン使用者という誰も擁護できないような違反者にはもっと厳しい対応をして欲しかったような部分もありますが、スイッチ2は特定のマジコンを自動で検知するという対策は導入されているものの、任天堂による罰則はオンラインからその本体をBAN(排除)するだけなので弱いような印象もあるものになっています。

 ちなみに、前述のように、日本では法改正で完全に違法なものになっているので、任天堂が訴えるなどすれば使用者には刑事罰が課されるので、その罰則は弱くはないとも言えます。

 なお、今回の話は、「スイッチ2では不正対策が強化されていて任天堂すごい」的な反応もあったりするのですが、そういう話ではないかもしれません。

 スイッチ2では、特定の有名な既存のマジコンを検知しているだけのようなので、また別の仕様で新たなマジコンが作られるとその検知をすり抜ける可能性もあります。

 ただ、そのあたりはイタチごっこにはなるものの、本体のアップデートで対応は出来るはずです。

 一方、今回の話は、実際にはオンラインBANされるもののマジコンメーカーもスイッチ2で「使える」と宣伝していたり、「マジコン使ってみたらオンライン制限された」という事案なので、そもそも「使える」(起動状態にはなる)のが問題です。

 実際、マジコンに関連して不正にコピーしたソフトのスイッチ2での使用は、オフラインで引き続き普通に出来るとのことです。

 よって、スイッチ2は改造や不正の対策はスイッチ1よりも強化されていますが、スイッチ1とスイッチ2のOSが基本的に同じということもあってか、根本的な対策となる「コピーソフトを動かせない仕組み」というのはまだ構築できていないという話にもなっています。

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