プレイステーションの話題をご紹介しておきます。
話題は、ディスク生産中止の撤回を求める署名活動が盛況だというものです。
— LukeCB14 (@LukeCB14) July 1, 2026
PS、ディスク生産中止
プレイステーションは、これまでパッケージ版とダウンロード版の両方でソフトが発売されて来ました。
ただ、ソニーは2028年1月以降に発売される作品は、ディスクの生産を中止し、ディスク付きのパッケージ版の販売は行わないことを発表しました。
これは、ダウンロードコードが入ったパッケージ版の販売は一部で残るかもしれないものの、基本的には各ソフトはダウンロード版でのみ提供されるということです。
これにより、プレイステーションのゲームは、コレクション目的での収集や中古での売買、友人への貸し借りなどが出来なくなります。
撤回を求める署名活動が盛況
プレイステーションのディスク生産中止は、当然ながら全世界で反対の声が多数出ています。
そして、署名活動も全世界で複数発生しています。
その中でもchange.orgで行われている署名活動の1つは、開始から72時間で7万6千人を超える署名を集めていて盛況になっています。
この署名活動が説明している撤回を求める理由は、前述のコレクションなどが出来なくなるからというものですが、それ以外にも売るものが減ってしまう小売業者への影響なども述べられています。
また、ダウンロード版は、例えば、いずれPS5ストアが閉鎖されればPS5ソフトは新規購入が出来なくなってしまい、その後、再ダウンロードが不可になるときも来るはずので、究極的には「購入」ではなく「レンタル」だとも言われており、これだと購入者の権利が守られないなどの理由も述べられています。
さらに、作品をいつでもプレイできる状態で後世に残すという文化的な側面での議論もあります。
生産中止の理由
PSのディスク生産中止の撤回を求める署名活動は、今後もっと署名者が増えてより盛況になっていくと思われます。
そして、この盛り上がりを見てソニーが今回の方針を撤回すればいいのですが、たぶん無理です。
まず、ソニーがPSのディスク生産中止を決めた理由は、公式では「お客様の購買トレンドや、エンタテインメント業界全体が物理ディスクからデジタルへと移行している状況を踏まえ」としています。
これは、簡単に言えば、ダウンロード版の購入者が多いので物理ディスクの役目は終わったと考えているということです。
しかし、この「ダウンロード版の購入者が多い」というのは、そもそも正しくないという分析もあります。
それは、全体の販売金額で考えるとディスクとデジタルの販売割合は2:8ぐらいになるとも言われていますが、これはDLCの販売金額や、発売後の1000円セールなどのダウンロード版の投げ売りの販売金額も含めるとそうなるだけのパターンもあるからです。
Seen several quote #PlayStation's 78% digital full game sales, thus omitting important context.
— NIB (@nib95_) July 2, 2026
That figure includes countless digital only releases, from back catalogue to indie games etc. Even Capcom revealed 84% of its sales were "older catalog titles", many of which are only… pic.twitter.com/CzSVz5lUp9
実際、ソニー傘下のゲームスタジオ「Insomniac Games」の内部データが漏れたときは、ソニー製のゲームなどについて上のようなデータが存在しており、ほとんどのゲームにおいてディスク版の販売割合の方が高かったことが判明しています。
さらに、もっと単純な情報で言えば、PS5本体でこれまで最も売れたのは圧倒的に「ディスクドライブ有り版」であり、ディスクドライブがない本体を買った人も追加でディスクドライブの単品を求める人が多いので、これは今でもディスク版ソフトが多くの人から求められていると考えることが出来ます。
PHYSICAL GAMES FOREVER pic.twitter.com/iiCacQuSeq
— Ilona (@LikeToBeBossy) July 1, 2026
PS6計画があるので…
こういった実際のディスク版ソフトの人気をソニーは本当は知っていると思われるのに、なぜPSのディスクを生産中止にするのかは不思議な部分もあります。
これについては、ディスクドライブをなくしてハード生産のコストを下げたいなどの理由もあると思われますが、最も大きい理由はPS6計画があるからだと考えられています。
PS6は据え置きハードとして発売されますが、ニンテンドースイッチを真似するため、同時期に新たなPS携帯ハードも別途発売される予定です。
これにより、PS6は、「対応するゲームのみ」かつ「携帯モード」という劣化した状態でのプレイとなりますが、追加のPS携帯ハードを買えばテレビでも携帯でも遊べるハードに進化します。
この新たなPS携帯ハードは、据え置きPS6ハードがなくても対応するPS6ゲームをプレイ可能で、「PlayStation Portal リモートプレーヤー」のような周辺機器ではなく完全に独立した新ハードになっています。
I got 22 new #Vita games today. Also threw in a picture of the 2 #PSVita games I received yesterday. The one picture is just a closeup of the cartridge only copies that are hard to see in the other picture. #VitaIsland pic.twitter.com/Qtgso8lbvm
— Droogie4Ever (@Droogie4E) August 6, 2021
そして、この新たなPS携帯ハードは、これのみで遊べる携帯ゲーム機なので、PSVITAやスイッチのようにカートリッジでのソフトの提供や、ブルーレイディスクを読み込む「外付けドライブ」を用意するという方法などもありますが、どれもソニーが取り得る方法としては現実的ではないので、ダウンロード版でのソフト提供が最適解となります。
一方、PS6ソフトは、対応するゲームの場合、新たなPS携帯ハードでも追加費用なしでそのソフトのダウンロード版を入手してプレイできると言われています。
この場合、仮にPS6ソフトのディスク版を購入した人がいたとすれば、PS6据え置きハードではPS6ハード内にディスクがあるかないかでその所有権を確認できます。
しかし、新たなPS携帯ハードでプレイする場合で、PS6据え置きハードの起動とは無関係に遊べる状態にするときは、新たなPS携帯ハードにダウンロードされたソフトに正しい所有権があるかどうかの確認が難しくなります。
これは、PS6ソフトのディスク版を購入し、新たなPS携帯ハードでも遊べるようにそのソフトのダウンロード版を新たなPS携帯ハードで無料ダウンロードし、その後、PS6ソフトのディスク版を中古で売った状態のときなどが想定されるものです。
もちろん、この場合でも、定期的にPS6ハードをオンラインに繋げてディスクチェックするという方法などもありますが、どれも仕様としてはスマートではありません。
このため、それならディスク版の提供は最初から行わない方がユーザーにとっても分かりやすく、スマートなプレイ環境になります。
よって、PSのディスク生産中止は、据え置きでも携帯でもプレイできるというPS6計画があるので、いくら反対の声が多くても撤回するのはたぶん無理です。
— NMM (@_NMM_KO) July 1, 2026
ちなみに、このPS6計画が最大の理由である場合は、PS4やPS5のディスクソフトの生産まで辞めてしまう必要性はないような気もするので、署名活動などによる反対の声に応える形で、もしかしたらPS6までのソフトについてはまだしばらく生産を続けるというような変更ぐらいはあるかもしれません。
ただ、今回の案内では「2028年1月以降に発売される作品」のディスク生産が中止されるとなっています。
そして、今のところ噂では2027年末にPS6が発売されると言われているので、この頃にはPS5ソフトでコレクションしたいようなソフトはかなり減っている可能性も高いと思われ、生産中止時期の延長によって発生するメリットは少ないかもしれません。
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