スマブラ スペシャル、CEO解任されパンダカップ延期。公認大会と非公認大会がリアルバトル

　ニンテンドースイッチ「大乱闘スマッシュブラザーズ スペシャル」関連の話題が1つ出ています。

　話題は、CEOが解任されパンダカップが延期しているというものです。

スマブラSP、パンダカップ延期

　「スマブラ スペシャル」は、以前、「スマブラ スペシャル、パンダカップが初開催へ。賞金総額10万ドルの公認の北米大会」の記事でご紹介したように、初の高額賞金付きの公認大会が開催される予定になっていました。

　このパンダカップは、現地時間で2022年12月16日から最終決戦が開催される予定でしたが、開催直前になって延期されることが発表されました。

　今回のパンダカップの延期は、このイベントを仕切っている団体のCEOが解任されたことが原因です。

　解任理由は、そのように明言されてはいないものの、このCEOが他のスマブラの競技団体に嫌がらせをしていたからだと言われています。

　そして、問題があったと言われるトップがいなくなり、運営を健全なものに立て直すために時間が必要ということで、今回、2022年末に予定されていたパンダカップが延期になりました。

　ちなみに、延期後の具体的な開催日は現時点では不明です。

公式大会と非公式大会リアルバトル

　「スマブラ スペシャル」の初の高額賞金付きの公認大会「パンダカップ」は、現時点では唯一の任天堂の公認大会となっています。

　一方、北米におけるスマブラの非公式な大会は以前からいくつもあり、中にはかなり巨大なものも存在します。

　今回、その中の1つ「Smash World Tour」（SWT）が、このパンダカップ実施の団体のCEOから嫌がらせを受けていたということを明らかにしています。

　その内容は、かなりざっくり言えば、パンダカップが唯一の公認大会なので、「Smash World Tour」は中止にしてパンダカップに合流すべきだというようなことを求めていたというものです。

　また、SWTに出場するとみられる選手に対して、「Smash World Tour」は任天堂の許可がない大会なので中止になるというようなことを伝えていたとも言われています。

　そして、「Smash World Tour」は、このような嫌がらせを受けたということをアメリカ任天堂に報告したところ、「Smash World Tour」もパンダカップと同じく「ライセンス」（大会の開催契約）を取得してはどうかと提案されたとのことです。

　しかし、このライセンス交渉が上手く進まず、2022年の「Smash World Tour」の開催に間に合わなかったため、こちらの大会も少し前に開催直前になって中止が発表されていました。

　その後、アメリカ任天堂に対して、一方の大会だけ中止にさせておいて、パンダカップの嫌がらせは放置かというような批判が海外のスマブラファンから出ていたので、前述のようにCEOが解任され、パンダカップも2022年中の開催は中止になったということです。

　よって、「スマブラ スペシャル」の公式大会と非公式大会がリアルバトルをした結果、2022年末に開催が予定されていたどちらの大会もなくなってしまった状態になっています。

　ちなみに、パンダカップの延期が発表される前に、YouTuberのLudwig氏が、任天堂への当てつけの意味も込め、パンダカップの日程に合わせて、賞金総額5万ドル（日本円で約680万円）の非公認大会を実施することを発表しています。