スプラトゥーン3、養殖バッジとは。サーモンランの他、Xマッチにもあり対策も…

　ニンテンドースイッチ「スプラトゥーン3」の話題を1つご紹介しておきます。

　話題は、養殖バッジについてです。

スプラ3、養殖バッジとは

　「スプラトゥーン3」には、「バッジ」というシステムが存在します。

　バッジは、実績やトロフィーのようなものです。

　具体的には、「条件○○を達成すると、その条件○○に応じたバッジがもらえる」というような仕様です。

　このバッジは、特に集めなくてもいいものですが、やり込み要素として用意されています。

　また、自分のネームプレートに付けることも出来るので、入手難易度の高いバッジを付けておくとちょっとした自慢も出来ます。

　ただ、入手難易度が高いバッジを比較的簡単に入手する人たちもいます。

　そして、そのようにして入手されたバッジは、「養殖バッジ」とも呼ばれます。

　「養殖バッジ」とは、自分の本来の実力でゲットしていないバッジという意味であり、「スプラトゥーン3」は「海鮮ネタ縛り」が入っていることもあり、自然よりもぬるい環境で育てられるとも言われる「魚の養殖」に掛けて「養殖バッジ」と呼ばれています。

　この養殖バッジは、強い人たちのチームに入れてもらったり、クマフェスのときに達成するなどのパターンがあるので、サーモンランのカンストバッジ（でんせつ999達成）に対して呼ばれることが多いかもしれません。

　ただ、サーモンランなどだけではなく、Xマッチにも存在します。

Xマッチにもあり対策も…

　「スプラトゥーン3」のVer. 6.0.0アップデートで、「Xマッチに関するバッジは、初めて獲得条件を満たしたときにグループ・アロメ/グループ・ヤコのどちらに所属していたかによって、デザインが変化するようにしました」という仕様が入っています。

　そして、これがXマッチの養殖バッジ対策と言われているものになります。

　「スプラトゥーン3」のXマッチのバッジは、順位に応じて入手できるものがあります。

　例えば、「Xマッチのランキングで10位以内に入れば金バッジ」というようなものは、Xマッチの何万人といるプレイヤーの中で各ルール10人しか入手できない非常に難易度の高いものです。

　実際には、シーズンごとなので、シーズン数×10人ということになりますが、それでもかなり限られた人しか入手できないバッジになります。

　ただ、「スプラトゥーン3」のXマッチは、地域によって2グループに分かれています。

　1つは、日本・香港・韓国・オーストラリア・ニュージーランドのプレイヤーが所属する「ヤコ」、もう1つは、アメリカ大陸・ヨーロッパのプレイヤーが所属する「アロメ」です。

　このため、前述の「Xマッチのランキングで10位以内に入れば金バッジ」というのは、もう少し正確に言えば、ヤコで10人、アロメで10人いるということになります。

　そして、「スプラトゥーン3」は、国内外の販売比率から考えると、日本のプレイヤー数は海外の1.5倍以上います。

　これは、海外プレイヤーとのマッチメイクになるので通信状況が良くないというようなハンデもあるかと思われますが、Xマッチのヤコで10位以内に入るよりも、アロメで10位以内に入る方が簡単だとも言える状況になっているということです。

　このため、日本のヤコではXマッチの上位バッジは取れそうにないので、アロメでXマッチの上位バッジを取るというような「養殖バッジ」の存在も確認されていました。

　しかし、前述のように、現在は「ヤコ、アロメのどちらに所属していたかによって、デザインが変化」するようになったので、Xマッチで日本のヤコではない上位バッジを取ってもすぐに分かり、養殖かどうか見分けがつくようになったということです。

　さらに、一度ヤコまたはアロメでバッジを取ると、もう一方の地域のバッジの入手は出来なくなっているそうです。

　よって、Xマッチで日本のヤコではないバッジを取ってしまうと、養殖ラベルがはがれない状態にもなるので、日本でプレイしている人は普通にヤコでプレイする方がいいでしょう。

　ちなみに、養殖などではなく、単純に両方の地域のバッジが欲しいから違う地域でプレイするというような人もいるかもしれません。

　ただ、「スプラトゥーン3」のアップデートによって、もう一方の地域のバッジの入手が出来なくなったということは、運営側としては、そういうプレイは全く推奨しておらず、養殖対策を重視しているということなので、やらなくていいものだということになります。

　なお、Xマッチ関連の日本のヤコのバッジは、ギアのブランドのヤコと同じデザインということですが、バッジの真ん中に蝶ネクタイのようなマークが入っているものになります。

　上の画像だと、左がヤコのXマッチのランキングで10位以内のバッジであり、次のシーズンでこのバッジを付けている人がいれば、養殖ではないホンモノの強者ということになります。