セガの「ソニック」シリーズについて、1つ話題が出ています。
話題は、スーパーソニックやテイルスはドラゴンボールを参考に制作したというものです。
ソニックとドラゴンボール
ドラゴンボールを描いた鳥山明先生が逝去されました。
この逝去に関連して、様々なアーティストが鳥山明先生やドラゴンボールとの関わり、思い出などをSNSなどに投稿しています。
今回、その中のデザイナー山口恭史氏の投稿が話題になっています。
それは、セガの「ソニック」シリーズのスーパーソニックやテイルスは、鳥山明先生のドラゴンボールを参考に制作したというものです。
以前のツイッターのポストでも連載コラムでも書きましたが、ソニック2でこの二人の関係性はピッコロと悟飯のイメージでキャラ作りしていたのですよ。
— 斗々屋 (@judy_totoya) March 8, 2024
なのでドラゴンボールという作品がなければ今に至るこの二人の関係性も存在していなかったことになります。
鳥山先生本当にありがとうございました。 pic.twitter.com/tKC8yg2hdm
まず、山口恭史氏は、元セガ社員であり、現在はデザイナーなどとして活躍しています。
また、セガ社員の時代に、テイルス(マイルス "テイルス" パウアー)のデザインを担当したことで知られています。
今回、自身が生み出したテイルスは、ソニックとの関係をドラゴンボールの「ピッコロ」と「幼少期の孫悟飯」のイメージで制作していたことが明らかにされています。
つまり、師弟関係のようなイメージで、ソニックとテイルスのキャラ設定が行われているということです。
ソニック・ザ・ヘッジホッグ2 30周年記念 第1弾
— 斗々屋 (@judy_totoya) November 20, 2022
マイルス”テイルス”パウアー生誕イラスト
ソニックに憧れているだけの頃の彼のイメージ。
まだ追っかけはしていない。彼の真似をして手袋と似た色の靴を履いたが大きすぎてベルトで縛っている。
(多分このネタはまだ言ったことがないはず)続く↓ pic.twitter.com/BkhB8sHUY4
2作品目になって2Pプレイが確定してそのキャラクターを作るべくアメリカ人スタッフも色んなアイデアを出したが、プログラマーの中さんが妹とプレイできるようなゲームプレイ初心者でも扱える1.5P的なキャラクターにしたいと言ってライバル的なものではなくサイドキック的なキャラとなった。 ↓続く
— 斗々屋 (@judy_totoya) November 20, 2022
中さんの方から「うる星やつら」に登場した純情キツネなような可愛らしいものにしたいというオーダーが来て出来上がったのが彼。
— 斗々屋 (@judy_totoya) November 20, 2022
最初尻尾一本だったけれどインパクトが弱かったのでファンタシースター1に登場したミャウをヒントに2本の尻尾にしてプロペラのように使うアイデアが出来た。 ↓続く
ソニックの1作目はアメリカでは爆発的なヒットとなったが日本ではそこまでということもあり日本も意識した可愛いデザインになるように心がけた。
— 斗々屋 (@judy_totoya) November 20, 2022
性格設定やカラーリングもすべてソニックの対称的になるように設計した。 ↓続く
ソニックとの関係性はゲーム制作中、ドラゴンボールのピッコロと幼少期の孫悟飯をイメージして作っていました。名前の語源は御存知の通り、時速(mph)
— 斗々屋 (@judy_totoya) November 20, 2022
から来ていますがProwerはpar hour とpowerと掛け合わせた造語。powerにすると名前が力強すぎるのでこうなった。
ちなみに、テイルス自体のキャラクターデザインは特に鳥山明先生やドラゴンボールとは関係なく、上のようなコンセプトで作ったことが以前に明らかにされています。
これによると、テイルスの元ネタや参考にしたものをあえて言えば、「『うる星やつら』に登場した純情キツネ」になるようです。
スーパーソニックとデザイナー山口恭史氏
セガの「ソニック」シリーズについては、以前から鳥山明先生のドラゴンボールを真似しているのではないかとも言われていました。
それは、スーパーソニックが存在するからです。
スーパーソニックは、ソニックがカオスエメラルドのパワーを得て変身した姿です。
この姿は、以前からドラゴンボールのスーパーサイヤ人のパクリではないかとも言われています。
ソニック・ザ・ヘッジホッグ2 30周年記念 第2弾
— 斗々屋 (@judy_totoya) November 20, 2022
スーパーソニック
まあ、元ネタは言うまでもなくアレなんで基本まずいから表立って出せない、高難易度のスペシャルステージをクリアした人間のみが見れることが出来るご褒美の超シークレットだったのですが、隠しコマンド仕込まれてて速攻バレた続 pic.twitter.com/r7Oi8VNwGI
そもそもスーパーソニックは漫画家の桜玉吉先生の存在がなければ生まれなかった。
— 斗々屋 (@judy_totoya) November 20, 2022
2の開発中にファミ通の「しあわせのかたち」の中で玉吉先生がソニック1の真のエンディングを見るのに必死でプレイしたのに結果があれで絶望していたので2では絶対報われるご褒美をつけようということで生まれた。続
基本、ソニックのアイテム全部盛りでリング消費による時間制限付きという仕様は比較的すぐに決まったが、問題はグラフィックで全パターン描き替えは時間的にも容量的にも無理でカラーチェンジとエフェクトでなんとかするように悪戦苦闘した。
— 斗々屋 (@judy_totoya) November 20, 2022
七色に光る姿やいろいろ試したがどれもいまいち。
続
半ばやけくそで今のスーパーソニックを試しに描いたが、全パターン描くのは現実的ではなく、基本パターンと変身パターン、通常走りのみ差し替えてあとはカラーチェンジでごまかす。高速走行は空飛ぶ2パターンで解決。これでなんとか実現レベルになったのであくまで超シークレットとして実装された。続
— 斗々屋 (@judy_totoya) November 20, 2022
スケジュールが超ギリギリの綱渡りでエンディングの絵の作業に入ったのがマスターアップ当日の午前1時。プログラムはダミーで組んでおいてもらったので後は最後の決めポーズの絵を差し替えるわけだが、後1時間足りなかったらスーパーソニックの絵は間に合わずに通常ソニックのままだった。
— 斗々屋 (@judy_totoya) November 20, 2022
この点について、デザイナー山口恭史氏は、以前、「元ネタは言うまでもなくアレ」だとして、暗にドラゴンボールのスーパーサイヤ人を参考にして作ったことを明らかにしていました。
鳥山先生という偉大な存在がなければ影響を受けたソニックのこの姿も世に出ることはなかったでしょう。
— 斗々屋 (@judy_totoya) March 8, 2024
改めてお悔やみ申し上げます。 https://t.co/V1D6wsaYei
今回、ドラゴンボールのスーパーサイヤ人とスーパーソニックの関係について、鳥山明先生がいなければスーパーソニックもいなかったとして、ドラゴンボールのスーパーサイヤ人が元ネタだとより明確になる形でコメントしています。
先日の鳥山先生への追悼イラストの反響が大きくびっくりしているけど、ピッコロと悟飯の関係を匂わす部分はゲームマニュアルのプロローグストーリーに書いてあるんだけどね(海外版は知らない)
— 斗々屋 (@judy_totoya) March 11, 2024
あと勘違いしている人が多いのけどカオスエメラルドが7つになったのはドラゴンボールとは関係ない。
続 pic.twitter.com/08lK08QnSP
1作目でカオスエメラルドを6個集めてエンディング以外変化なかったのに2作目で同じ数集めてパワーアップするのはおかしいので実は隠れた1個が存在して本当は7個あったことにしようということで決まった。偶然にもドラゴンボールと同じ数になったわけだがこれに関しては影響を受けて決めたのではない。
— 斗々屋 (@judy_totoya) March 11, 2024
ちなみに、ソニックがドラゴンボールを参考にして制作した部分については、「カオスエメラルドが7つ」という部分も以前から指摘されています。
しかし、これは偶然であり、ドラゴンボールが元ネタというわけではないそうです。
コメント
DBパクったとか言っちゃダメだろうに
何で言っちゃうかなー
これ批判してるやつインスパイアとの違いも分かってなさそう
全部パクリになるで
意識していない人のために補足すると、
スーパー○○という名付けの部分は当時の強化形態にはありふれたもの。
スーパーマリオに始まり、スーパーサムスという形態もある。
言わずもがな「超音速」の英訳でもある。