あつまれ どうぶつの森、星のなる木の追加を求める署名活動が話題に

　ニンテンドースイッチ「あつまれ どうぶつの森」の話題が1つ出ています。

　今回は、「星のなる木」の追加を求める署名活動についてです。

あつ森、Ver.1.4.1アプデ

　「あつまれ どうぶつの森」に、Ver.1.4.1のアップデートが導入されています。

　このアップデートの内容は、以下の3点です。

●本来発生するフルーツなど以外のアイテムのなった木を、発生させることができる問題を修正しました。

●夢を見て自分の島に戻ってくると、発生していた光る地面が消え、ベル袋が埋まった状態となる不具合を修正しました。

●特定位置にある岩をたたこうとすると、空振りすることがある不具合を修正しました。

　「あつまれ どうぶつの森」のVer.1.4.1のアップデート内容は、下の2つは読んだ通りの内容だと理解できると思われます。

　ただ、上の「本来発生するフルーツなど以外のアイテムのなった木を、発生させることができる問題を修正しました」という文は、何を言っているのかよく分からないかもしれません。

　この文章の意味は、かなり簡単に言えば、「星のなる木を作れなくしました」というものになります。

　ちなみに、もう少し詳しく言うと、「○○のなる木を作れなくしました」というものになり、○○に「フルーツなど以外のアイテム」名が入ります。

星のなる木の追加を求める署名活動

　ニンテンドースイッチ「あつまれ どうぶつの森」では、「星のなる木」というものが存在していました。

　「星のなる木」は、正式なアイテムではなく、改造で作り出されたアイテムです。

　あつ森において、改造で作り出されたアイテムは他にも存在しますが、この「星のなる木」は、見た目が非常に良いので、使用者もそれなりにいて、改造アイテムとしてはかなりの普及度がありました。

　しかし、先日、「あつまれ どうぶつの森、夢見警察が活躍中。通報で夢が消えると話題に」の記事でご紹介したように、改造アイテムを通報して遊ぶ人が出て来たので、少し前からその存在が問題視されるようにもなっていました。

　そこで、任天堂は、改造対策というよりも、夢見警察対策のようにも思えるのですが、「星のなる木」の存在そのものを、Ver.1.4.1のアップデートで削除しています。

　ただ、「あつまれ どうぶつの森」の「星のなる木」は、前述のように一部で人気のアイテムだったため、このアイテムを正式なアイテムとしてゲームに追加して欲しいという署名活動が実施される事態が発生しています。

　この署名活動は、開始から12時間以内に1000件、24時間以内に2000件以上の署名を集めており、多くの人に知られているわけではない問題としては、好調な滑り出しになっています。

　ちなみに、改造で出されていた「星のなる木」は、「ほしのかけら」が生み出されるアイテムではなく、ただ木の表面に「ほしのかけら」が付いているだけという、ゲームバランスを壊すようなものではありませんでした。

　このため、署名活動が好調なのは、「無害」なのだから消して欲しくなかったと考える人がそれなりにいたからということでもあります。

　一方、元々改造アイテムなのだから、追加を求めるような行為は恥ずべきだというような声もあります。

　ただ、これについては、改造によって情報が出されていることが多い「攻略情報」というような自分にとって都合のいい改造だけを利用するダブルスタンダードへの批判もあり、あつ森を始めとした各種ニンテンドースイッチゲームの詳しい攻略情報を利用している多くの人は、ゲームバランスを崩壊させるようなものではない改造に対してまで、そのようなことを積極的に言う資格はないという意見もあります。

　なお、今回のアイテム追加運動については、「星のなる木」をそのまま追加するよりも、こちらの方がゲーム性が広がるので、「ほしのかけら」なども使える形で、「木」をデコレーションする新機能を追加することを求める方が良いかもしれません。