任天堂が、Nintendoの名前を商標出願しています。
何か明確な正解が載っているわけではありませんが、以下を読む前に、意味なさそうにも思えるその理由を少し考えてみましょう。
任天堂の商標出願
任天堂は、いくつもの単語を定期的に商標として出願しています。
その多くは、ゲームのタイトルですが、マリオやクッパなどのキャラクター名の出願や登録も多いです。
最近出願されているものだと、先日のニンテンドーダイレクトで発表された新作ゲーム「ASTRAL CHAIN」(アストラルチェイン)というものがあります。
また、再登録になるはずですが、同じく、ダイレクトで発表された「ゼルダの伝説 夢をみる島」の英語名、「Link’s Awakening」なども商標として出願されています。
ちなみに、商標は、過去に登録した単語の再登録(更新)が行われるパターンも多く、何も新作の発売を予定していないのに、過去作のゲームタイトルなどが、商標出願されることもあります。
以前は、商標が出願されたり、再登録されると、そのタイトルの新作が発表されるというようなパターンがいくつもありましたが、最近は、ネットなどで事前にネタバレしてしまうからか、発表直前に商標を出願するケースはかなり減ったかもしれません。
Nintendoの単語を商標出願
任天堂が最近出願した商標の1つに、「Nintendo」という単語が存在します。
今回の出願は、再登録なのか新規なのかはよく分かりませんが、商標区分の第35類として、「マーケティング,テレマーケティング,広告,商業又は広告のための展示会の企画・運営,織物及び寝具類の小売」などに使うためのものとして出願されています。
「Nintendo」は、そのまま社名であり、よくニュースになっている海外だとまた違う話ですが、日本では特に商標として登録していなくても、任天堂ぐらい既に超有名な企業ならば、現在の状況では、第三者が勝手に使うことが許されたり、商標として誰かに登録されたりすることはまずありません。
ただ、商標登録があれば、苦情などを申し立てやすくなります。
そこで、任天堂が今回、Nintendoの単語を商標出願した意味は、以下のようなものへの対策ではないかと推測すること「も」出来るかもしれません。
少し前に、「任天堂は無関係、マリカーに新たなケンカを売られる任天堂」でご紹介しましたが、この嫌がらせは、現在もまだ続いているようです。
また、この企業は、無理だと分かっているはずなのに、「任天堂は無関係」(Unrelated to Nintendo)の単語を商標登録しようともしています。
このため、今回の「Nintendo」の商標出願は、嫌がらせされている状態でもあるので、対抗措置として行っている部分もあるかもしれません。
もしこの通りならば、任天堂は無関係(Unrelated to Nintendo)と言うワードで注目を集める商売を行っているこの企業が、今回の「Nintendo」の商標出願によってどう変わるかが今後の注目の1つになっています。
なお、前述の通り、単なる商標の更新の可能性もあるので、今回の任天堂の行動には、特に何も深い意味はない可能性もあります。
また、前述の「展示会の企画・運営」あたりから連想して、「渋谷PARCOの任天堂のオフィシャルショップ」に関連しているのではないかなどと考えることも可能だと思われます。
ただ、マリカーにケンカを売られている状態を放置しているのもどうかと言われているので、今回の「Nintendo」の商標登録が済めば、商標権の侵害で新たに訴えるなど、何らかの対策を期待したいところでもあります。
コメント
「任天堂は無関係」の出願とかいう斜め上の展開があったからね
あらゆる事態を想定して予防線を張っておく必要が生まれたんだろう