ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム、夏と言えばスイカという日本文化を知る海外の人

　ニンテンドースイッチ「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」について、1つ話題が出ています。

　話題は、夏と言えばスイカという日本文化を知る海外の人が出る状態になっているというものです。

ゼルダティアキン、夏と言えばスイカ

　「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」については、先日、「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム、壁紙。スイカリンク、コログと焚火など」の記事でご紹介したように、リンクがスイカを食べているイラストの壁紙が入手できるようになっています。

　このリンクのイラストは、2023年夏に配布される「ニンテンドーマガジン」の表紙イラストとして描かれたものです。

　そして、このリンクのイラストは、「夏」に配布されるニンテンドーマガジンなので、リンクが夏の代表的な食べ物の1つ「スイカ」を食べていると理解できるイラストになっています。

　また、逆に、リンクが夏の代表的な食べ物の1つ「スイカ」を食べているので、「夏」に配布されるニンテンドーマガジンだと表紙で分かります。

　ただ、この「スイカを食べている＝夏」、「夏と言えばスイカ」というイメージは、欧米の人たちにはほとんどない感覚になっているそうです。

　ちなみに、「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」には「スイカ」は登場しません。

　登場するのは、「ヒンヤリメロン」という少しデザインが似たアイテムになっています。

日本文化を知る海外の人

　任天堂は以前、マリオがスイカを食べている上のようなイラストも公開しています。

　このイラストは、暑中見舞いのようなものとして日本のファン向けに公開され、後に海外でも公開されていたイラストです。

　そして、今回、マリオに続いて、「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」のリンクまでスイカを食べているイラストが作られているのはなぜなのか？というような不思議に思う声が海外で少し出ています。

　この疑問については、前述のように、夏に公開するイラストなので、日本人なら「スイカを食べている＝夏」、「夏と言えばスイカ」ということでそもそも疑問に思わないはずです。

　しかし、これは日本の食文化であり、海外の多くの国にはそのような文化や風習はありません。

　このため、今回の「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」のリンクのイラスト公開によって、日本では、スイカ＝夏のイメージがかなり強いという日本文化を知ったというような記事も海外で作られています。

　よって、マリオもゼルダも基本的には日本の任天堂で作られているので、それらに関連するイラストも、知らず知らずか、違いを知った上であえてそうしているのかは分からないものの、日本文化をベースにしている場合があり、海外の人にとっては少し違った見え方をする場合もあるようです。

　ちなみに、このようなもので有名なのは、マリオのタヌキマリオがなぜタヌキなのか謎だというものもあります。

　これも日本文化だと、化ける＝変身する＝タヌキのイメージがあります。

　しかし、そもそもタヌキに馴染みがない海外の人にとっては、なぜマリオがタヌキに変身するのか不思議に思うポイントになっています。

　ただ、これについては、海外では分からないということを知りつつ入れたという宮本茂氏の過去のコメントがあります。

　なお、「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」の今回のリンクのイラストについては、上のようなツイートが1万を超えるいいねを獲得しバズっています。

　しかし、これは簡単に言えば、1つ目の画像の内容は「創作」ツイートだと考えられるようなものになっています。

　もちろん、2つ目の画像の内容のような考えが存在するのはWikipediaなどにも記事が存在する事実であり、そういう思いを持ったという人も中にはいるかもしれないので、事実要素がゼロだという意味ではありません。

　ただ、「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」に関する1つ目の画像の内容については、ソースが不明です。

　このため、今回のリンクのイラスト公開にあたり、そのような批判の声が任天堂宛てに数多く届いていたり、炎上していたりするような事実は確認できません。

　実際、このイラストは、アメリカの任天堂のツイッターと、ヨーロッパの任天堂のツイッターでも公開されています。

　そして、そのリプ欄を見れば、そのようなことを言っている人が数多く出ていたり、コメントが荒れているというようなことには全くなっていません。

　今回の「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」のイラスト公開については、むしろ上のようなツイートがいくつもあり、このイラストを歓迎するような声がほとんどになっています。

　よって、バズっている前掲の1枚目の画像の内容は、もしかしたら、1人、2人ぐらいならいるのかもしれませんが、基本的には事実ではないと考えておくといいでしょう。

　なお、「キャラとスイカ」のイラストについては、リンクもマリオも違う見た目なので、今後もそのような批判が出ることはほぼないと思われます。

　ただ、キャラのデザインによっては、海外で本当に炎上案件になるかもしれないので、注意しておくべき点ではあるかもしれません。